Columコラム

2018.06.26

番外編:結婚相手との体の相性って大事ですか?

※今回は、某婚活応援サイトでお蔵入りになった書き下ろしコラムを特別公開します!

婚前交渉はアリ?ナシ?

はじめまして。ラブライフアドバイザーのオリビアです。
私は、性生活の総合アドバイザーとして、かれこれ10年以上、男女の性の悩みに向き合ってきました。
プライベートでは、36才の時に「これから人生を共に歩んでいくパートナーを探そう!」と婚活をスタート。
ネット婚活を経て、婚活開始半年後に友人の紹介で夫と出会い、はじめてデートをした日からちょうど1年後に入籍をしました。
今は、夫と猫の三人暮らしで新婚生活を楽しんでいます。

さて、本題に入りますが、「結婚相手を選ぶ」ということは、これから一生ベッドを共にする相手を選ぶということですよね。
婚活期は、「性生活」において、人生で最も重要な決断を迫られる時期でもあります。
みんな口には出さないけど、結婚相手との「セックスの満足度」や「体の相性」を重視した方がいいのか、気にはなっているのでは?

ちなみに、結婚相談所では、交際中の「宿泊を伴う旅行」「同棲」「婚前交渉」は禁止されているところがほとんど。
体の関係をもった場合は、「成婚」と見なされ、成婚料が発生します。
体の関係があるということは、妊娠の可能性もゼロではありません。
成婚料を回収し、顧客同士のトラブルを回避するための策でもあります。
そのため、結婚相談所サイドは、「性生活」について言及できないのが現実です。

「体の相性」を重視すべきかどうかはあなた次第

私は、性生活に悩んでいる方から相談を受ける仕事をしているので、「セックスレス」「浮気」「妊活」「性欲不振」「産後クライシス」などセックスが原因で夫婦関係がギクシャクしてしまうケースをたくさん見てきました。
だから、やはり円満な夫婦関係に性生活は重要だと思うのです。
しかし、体の相性は重要か? と問われると「それは、あなたの価値観次第です」と答えるしかありません。
結婚に求めるものは、「経済的な安定」「子供や家族がもてる」「性的な充足感」「生活の利便性」「精神的な支え」などがあげられますが、男女差や個人差がかなりあります。
まずは、あなたが結婚に求めるものに優先度をつけてみてください。

「性的な充足感」=「結婚後も満足できるセックスがある関係性でありたい」
「子供や家族がもてる」=「妊活に積極的なパートナーが欲しい」
「精神的な支え」=「ふたりの絆の深さをセックスで実感したい」

という項目にあてはまるものがあれば、結婚相手を選ぶ際には性生活のことを考える必要がある と言えるでしょう。

もちろん、お見合い相手全員とベッドを共にして吟味した方がいいというわけでは決してありませんので誤解なきように。
ただ、「性生活について真剣に向き合える相手かどうか?」「セックスについて話し合えるかどうか?」は、すべての方に意識して欲しいと思っています。

体の相性は、コミュニケーションで改善できます!

はじめに問いかけた「体の相性」ですが、そもそも「体の相性」って、器質的なもの(性器のサイズや膣の構造など)で、変えられないものだと思っていませんか?
実は、そんなことはないんです。
ふたりがセックスについて話し合える関係でさえあれば、コミュニケーションを見直すことで「体の相性」をよりよく改善できるケースが多いのです。

例えば、「セックスが痛くて、気持ちよくない!」というなら、痛みの原因を探り、痛くないセックスをふたりで工夫して見つけたらいいんです。
行為の前に、パートナーに性交痛があることを正直に伝え、「痛くなったら言ってね」「痛くなったら言うね」と事前確認しておきます。
こうすれば、男性は「自分のテクをダメだしされた」と思われず、「どうしていいかわからない」と途方にくれる ことがありません。
女性側も「これなら痛くない」「こうして欲しいな」ということをストレートに言えるとセックスがストレスになりませんよ。

皆さんが思っている以上に、セックスは私たちの感情と体に影響を与えます。
夫婦の性生活でのストレスは、パートナーに対しての生理的嫌悪感や不信感に結びつきます。結婚後の性生活について、まったく考えていなかったなら、これを機に、「結婚したい!」と思っているお相手が、昼も夜もコミュニケーションが円滑に運べる相手かどうかを、見極めてくださいね。

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