①脱毛直後は、外性器が過敏になる
②剛毛好きやにおいフェチの男性にとっては、ちょっぴり残念
③性器の形状によって似合うアンダーへアスタイルは異なる

　見落としがちなのが、３つめ。

　日本のセックス・シンボル叶恭子さんは、アンダーヘアをすべて永久脱毛した上で、蝶々のタトゥーを入れているデリケートゾーン界における玄人です。
そんな彼女が、著書「トリオリズム」の中で、永久脱毛をする前には、「最初から脱毛するのではなく一度ご自分で剃ってみて、シュミレーションするほうがよいでしょう。（中略）美しい景色になるかどうかをしっかり確認する必要があります。」と諭しています。これには、私も同意します。

　私たち、ひとりひとりの顔かたちが異なるように、性器の形状も個性豊か。
大陰唇がぷっくりしている女性、肉感が薄い女性、小陰唇のひだひだが大きい女性、コンパクトな女性、クリトリスが皮かぶりな女性、小豆大で存在感のある女性などなど。
それに伴い、つるつるすべすべのパイパンが似合う性器があれば、フロントに長めに毛を残しておいた方が見栄えがいい性器もあるんです。 

　ヘアスタイルも、ベリーショートが似合う女性もいれば、ウェーブのかかったロングヘアが似合う女性もいます。
ナチュラルな白髪が上品に決まっているご婦人もいるし、カラーリングで若々しく保つ女性もいます。
アンダーヘアも然り。

　毛がなくなることで、前から見た時に、小陰唇がはみ出てしまったり、外性器の皮膚への刺激が強くなり、日常生活を過ごすだけでも、摩擦感を感じてしまうことがあります。
それに加えて、陰毛に隠されていた肌が露出すると、たるみや黒ずみなど、気づかない方がよかったコンプレックスと対面する可能もあります。

　まずは、セルフ・シェービングや２～３週間で毛が生えてくるブラジリアンワックス（ワックス脱毛）で、形や毛量を変えてみて、自分にぴったりのアンダーヘアの形を探してみてはいかがでしょう？
つるつるに処理するだけでなく、スキばさみで毛量を少なくしたり、毛の長さを短く切りそろえることで、ベストスタイルを見つけることが出来るかもしれません。
アンダーヘアに白髪が混じる人は、ヘナで染めるという選択肢もあります。

　私の知人には、彼が毛抜きを用いて、彼女のアンダーヘアを整えるという“盆栽プレイ”を楽しんでいるカップルもいます。
彼女のアンダーヘアは、時には「ちょび髭」、時には「まん丸」と、日々変化しています。

　デザイン性と機能性を兼ねそろえた、自分にお似合いのアンダーヘアスタイルを見つけてみてくださいね。

つづく。