Columコラム

2017.05.28

「彼に学んでほしい」SEXハウツー本を与えるとき気をつけること3つ

ベッドに座り本を散らばして荒ぶる女性の画像

こんばんは!オリビアです。
女性が抱えるセックスのお悩み「性交痛」を解消しよう!シリーズ。

性交痛の原因1:潤い不足
性交痛の原因2:外陰部の巻き込み事故
性交痛の原因3:ペニスとサイズが合わない
性交痛の原因4:テクニック不足
性交痛の原因5:婦人科系疾患
性交痛の原因6:メンタルの問題

 性交痛の原因になる「パートナーのテクニック不足」
「愛撫が雑」「触り方が強すぎる」「前戯が短い」「ピストンが激しすぎる」など、痛みの原因になる勘違いセックスに気づいてもらい、角を立たせることなく、女性の体にやさしいセックスにシフトしていきましょう。

 今回も、引き続き「子供の才能を伸ばす方法」から学んだセックス・コミュニケーションを参考にしながら、テクニックの手直しをしていく方法をご紹介したいと思います。

STEP3:行動を封印する言葉を避ける

 彼のテクニックがイマイチだと思うあなた、いつものセックスを振り返ってみてください。
行為の最中に「イヤ」「ダメ」「ヤダ」のワードを使っていませんか?
どれも行動を封印させる言葉です。
気持ちの裏返しで、「気持ちいい!」と勘違いされることもありますが、言葉通りに取る真面目な彼なら、体がこわばってしまい、八方塞がりに。
不快感は、言葉で伝えるべきですが、否定語ばかり使っても、彼は何をやっていいのか分からなくなるだけ。
「アレもダメ?コレもダメ?じゃあ、どうしたらいいの!?」
行動を抑えられるだけで、道しるべがない。抜け出せない迷路で立ちすくんでしまうでしょう。
その場も白けてしまうし、セックスもだんだんと消極的になり、「改善しよう!」という気持ちになりません。
もし、ダメ出し後に、中折れしやすくなっているなら要注意!
伝え方を変えないと、EDや性欲減退に繋がってしまうかもしれません。

STEP4:セックスのハウツー本を与える時の注意点

 そこで、「こうして欲しい!」と伝えようと、一部の女性が「よかれ」と思ってやりがちなのが、ハウツー系のセックス本を彼に買い与えること。
「これでも読んで、勉強してよ!」と威圧的な態度は、「勉強しなさい!」と問題集を与える教育ママです。
「俺って、そんなに下手なんだ」「バカにされてないか?」と彼の自尊心を傷つけます。
セックスにおいて、男性器に宿る自尊心が一度傷ついたら、なかなか回復しないのです。

 男性相談者は、「初めてのセックスで『なんで勃たないの?』と責められて、それ以来、相手が変わっても勃起しなくなりました」「『あなた下手ね』と言われて傷ついて、セックスの度にフラッシュバックして萎えてしまう」とか、何年も前のことでも昨日のように語るのです。
それだけデリケートなことだと心得ておきましょう。

 セックス本やセックス関連の情報を読んで学んで欲しい時には、

①ジェンダフリーで読めるテキストを選ぶ
②「これ、面白かったよ」「ためになった」からシェアしたい!と前向きに差し出す
③見せた後には、彼の目につくところに放置

 筆者もセックス関連の書籍を出版しているのですが、そこで気をつけているのが、「カップルで一緒に読んでためになる」ように配慮すること。
前回もお伝えしましたが、「楽しいから、セックスにのめり込む」のです。
ダメ出しばかりされて、問題集を買い与えられても、積読(つんどく)になるだけ。
テキスト選びもシェアする時も、面白さを全面に出した提案を心がけて、彼のタイミングで興味が湧いてくるのを待ちましょう。

 私の自宅は、本棚びっしりセックス関連本なのですが、パートナーに「読んでみたら?」と提案することはありません。自分の本さえ、あまりすすめません。
でも、そっと観察していると、ひそかに読んで、ベッドで実践してくるんですよね。
自分で書いた本は、「あぁ、何ぺージのアレを試しているのね」と手に取るようにわかるのですが、知らんぷり。
「今日の、なんかよかった!」とさりげなく褒めておきます。
そんなところも、我が子の成長を見守るようで、微笑ましいものです。

 次回は、「愛撫が雑」「触り方が強すぎる」「前戯が短い」「ピストンが激しすぎる」を改善する具体的なテクニック指導方法についてご紹介します。

つづく。

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