2017.06.11
勘違いテクを繰り返す彼への切り札になる「ベッドの上のマジックワード」
「いい感じのセックス」を忘れる彼
by Pixabay
こんばんは!オリビアです。
女性が抱えるセックスのお悩み「性交痛」を解消しよう!シリーズ。
性交痛の原因1:潤い不足
性交痛の原因2:外陰部の巻き込み事故
性交痛の原因3:ペニスとサイズが合わない
性交痛の原因4:テクニック不足
性交痛の原因5:婦人科系疾患
性交痛の原因6:メンタルの問題
性交痛の原因になる彼のテクニック不足。
「彼が下手だから、どうしようもない…」と嘆かないで。
彼の勘違い愛撫を手直しして、彼が意欲的にセックスに取り組んでくれるよう、今回もレクチャー方法を紹介していきますね。
彼のセックスの手直しをしていて、ぶち当たる壁。
それは…
「その場では、いい感じになるのに、次のセックスでは、また元に戻って、激しい手マンをしてくる!」
「『スローピストンなら痛くならないよ』と教えたのに、すっかり忘れて高速ピストンをキメてくる」という悲劇。
そう、一度は出来るようになった“いい感じのセックス”を、すぐ忘れちゃうんです(涙)。
あなたが勇気を出して、「こうして欲しい」を伝えたのにもかかわらず、次のセックスでは、また元通りのイマイチセックスに戻っている…。なんだか、裏切られた気分ですよね。
これって、ダンスに例えると、見様見真似で、振付だけを覚えただけで、彼は、心で踊っていないといいこと。
内側から湧き上がってくるパッションがないから、新しい振付が、体に沁みつかない。
意識しないと、思春期の頃から脳裏に焼きついているAVのパフォーマンス・テクや昔のオンナが咽び喜んだ思い出テクに、自然と寄ってしまうんです。
彼を心から踊らせるには、過去の記憶を凌駕するインパクトを脳に与えること。
ふたりのベスト・ダンスを骨の髄まで沁み込ませなくてはいけません。
(注:セックスのお話です)
イマイチなテクニック3例と解決法
彼のテクニックが逆戻りしてしまう原因は、「そもそも、彼が(もしくはあなたも)女性の性メカニズムをわかっていない!」ところにあります。
「これをすると女性は気持ちよくないんだよ」というのを知識(左脳)と疑似体感(右脳)の両方で伝えていくことで、だいぶ改善されますよ。
よくあるイマイチテクを3つ例にあげてみましょう。
☑生理前は胸が張るのに、胸をギュウギュウ鷲掴みにしてくる
「女の子って、生理前に胸が張るの。ブラジャーが1カップ大きくなったり、熱っぽくなって、男性は、テンション上がるかもしれないけど、ちょっとぶつけただけでも、痛いくらい。多分、男性が急所蹴りされるのと同じ感覚だと思う」
女性は、「月経前は胸が張る」という性メカニズムを知識として伝え、どれくらい痛いのかを男性の身に置き換えて表現します。「急所蹴り」というワードを使うことで、彼の体感として落とし込めます。「男性は~かもしれないけど」と男女の差異を明らかにすれば、彼を責めているようには聞こえません。
☑クンニの舌技がランダムでオーガズムに集中できない
「男性って、乳首&ペニスとか竿&玉の二点攻めが好きだけど、女性は、それだと意識が分散しちゃうから、クリトリス一点集中で愛撫された方がイキやすいんだよ。あと、実は、同じ動きをずーっと繰り返してくれた方がイキやすい。ピンクローターもそうでしょ?」
男女の性感の違いを指摘し、「イキやすい」というマジックワードを繰り返し使っています。「女性をイカせまくる俺、テクニシャン」という優越感をチラつかせることが出来るので、「イキそう」「イク」「イキやすい」はベッドの上で使えます。
ピンクローターを出したのは、AVでおなじみの「激イキ」アイテムなので、それと同じことだと伝えることで、「同じ動きで一点集中」の重要性を刷り込みます。
☑中イキするまでピストンしてくれない(自分のペースでイッテしまう)
「高速ピストンであっという間にイカせられるより、ゆっくりじんわり高まった後にイッた方が、オーガズムが深いって、気づいたんだ。それに、その方が、一緒にイクのも合わせやすいの」
ここでも、マジックワード「イク」を活用します。「交接は俺のターン」と思い込んでいるひとりよがりの彼には、「一緒にイク」「深いオーガズム」というキーワードでオーガズムの奥深さと交接は共同作業であることを伝えましょう。高速ピストンが最も女性をイカせる方法と思い込んでいる男性は多いので、それよりも気持ちいい繋がり方があることを教えます。
こうして書いてみると、私の体験をベースにしているので、女性がセックス研究家で、彼が門下生という構図になっていますね(笑)。
男性の中には、「女性に性の手ほどきをされる」というセクシャル・ファンタジーを抱いてる方も少なくないはずです。
研究熱心なAMの読者さんなら、彼専属のセックス教師として、今まで培った知識と経験を活かしていくのもアリではないでしょうか。
つづく。