Columコラム

2017.07.23

エレクトとピストンは不要!「まどろみタイム」まで味わい尽くすオキシトシンフル体位

 こんばんは!オリビアです。
幸せホルモン『オキシトシン』を最大限に分泌するセックス研究の第三弾。
前回は、セックス前のグルーミングから愛撫までご紹介しました。

 『オキシトシン』のおさらいをしましょう。
「信頼のできる人との安心感のある肌の触れ合いにより、皮膚の接触部の受容体が刺激され、脳の下垂体後葉から血液中にオキシトシンが分泌される」とお伝えしましたね。
ハートウォーミングな多幸感を味わいたいなら、快感や興奮よりも、「安心感のある肌の触れ合い」を最優先するのが、『オキシトシンフル・セックス』の秘訣。

ノン・ピストン&ノン・エレクトで合体!

 いよいよ彼と合体…。
その前に。

男性は、行為の最中に、いつものパターンが乱されると、ペニスのコンディションが崩れがちになります。セックス前に、彼に言葉で意思表示をしておきましょう。

 「今日は、いつもよりもゆっくり繋がりたいの。いい?」
「今までとちょっと違うやり方を試していい?時間をかけてしたいの」


 これから提案するオキシトシンフル体位には、カッチカチの勃起や高速ピストンは不要。
ノン・ピストン&ノン・エレクトOKの交接です。
パートナーと繋がった後は、ただただ肌を重ね合う心地よさに身を委ねます。

 彼には、「ペニスをハードな状態で維持しなければ!」というハード・エレクト信仰を一旦リセットしてもらいます。
「腰を振らないと萎えちゃうよ~」「中折れヤバイ!」という不安に潰されないように、さりげなくフォローを入れておくといいですね。

 「こうやって、じっと抱き合っていると安心する…」
「(腰を)動かさなくても、十分気持ちいよ…」
「(萎んできても)…わかんない。気にならないよ」
「とろけちゃいそう…」


 彼の瞳をのぞきこみ、耳元でそっと囁きましょう。
見つめ合うのも、オキシトシンを分泌させる方法のひとつ。

 (注:コンドームで避妊をしている場合は、中折れするとコンドームが外れやすくなるので気をつけながら行ってください)

 これまでのピストンの価値観をひっくり返すことになるので、彼が「じゃあ、今までのはダメだったわけ?!」と、ショックを受けないように、あくまで「こういうのもいいね!」「ふたりで気持ちいいやり方、見つけちゃったね!」というニュアンスを含ませておくといいでしょう。

彼の「圧」を感じる抱きしめ体位

 ノン・ピストンを実践するうえで大切なのが体位。
おすすめなのは、抱きしめ体位です。
体の表面の密着面積が広ければ広いほど、安心感を感じます。
バリエーションが豊富なので、ふたりが取り入れやすいものを選んで。

抱きしめ正常位:ハートとハートを重ね合わせるように彼を抱き寄せましょう。顔や首筋、耳など顔まわりの性感帯にキスをしやすいのも◎。
抱きしめ騎乗位:女性が完全リードできるので、自分のペースに持っていきたい方に。スローインサートで繋がり、そのまま前傾姿勢になり、彼にピタッと密着。中折れが心配なら乳首を刺激したり、膣をキュキュッとしめて変化をつけて。
対面座位:対面した状態であぐらをかいた男性に女性が乗ります。繋がったままゆらゆらしたり、見つめ合ったり。男性側の興奮度が少ないので、ゆるやかに繋がれます。
後ろ抱っこ添い寝バック:添い寝をするように、ふたりが重なり合います。男性の手を乳房やクリトリスに誘導して、ほどよく刺激してもらうのもいいですね。
ささやきうつぶせバック:両脚を伸ばした状態でうつ伏せになったあなたの上に彼が重なります。彼の『圧』があなたの背中にかかり、心地よいのです。ペニスの長さが足りないと抜けやすいので、ノン・ピストンがおすすめ。

まどろみタイムまでがセックス

 セックス後に、シャキーン!と覚醒するタイプの女性もいると思いますが、オキシトシンフル・セックスでは、意識的に「まどろみタイム」を取りましょう。
「いいセックスだったね」と確認するように、満足気なお互いの顔を見つめながら、眠気と覚醒の間をゆらゆらと漂うのも心地よいものです。
休日の朝に行って、お昼までベッドでゴロゴロするのもいいですし、夜、早めにベッドインして、ぐっすり眠るための入眠儀式として行うのもいいですね。

 お互いの存在の大切さを再確認できるピースフルなセックスで、暑い夏を乗り切る気力をチャージしましょう♪

つづく

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