2017.07.29
アダルトVRを初体験!男性視点で浮き彫りになった「触感の交差点」現象
こんばんは!オリビアです。
女性がもっとごきげんに!楽しい性生活を送れるような情報を常日頃からリサーチして、皆さんにお届けしているこのコラム。
今回は、最新のアダルトVR初体験を通して気づいたことをご紹介したいと思います♪
最新アダルトVR初体験
はじめに、ご存じない方もいると思うので、私が体験した「アダルトVR」とは何か?をご説明しますね。
VRは、「バーチャルリアリティー(仮想現実)」のこと。
「コンピューターで作り出した現実ではない3次元空間」を専用のゴーグルとヘッドフォンを装着して体験します。
昔から、最新ガジェットが普及する裏には、私たちの「下心」があったからだと言われてきました。
VHSのビデオデッキが普及したのは「エロビデオ」を観るため…。
コンピューターが普及したのは「エロサイト」を閲覧するため…。
そして今、VRはそれを引き継ぐニューカマーとして注目されています。
仕事柄、アダルトコンテンツにおける最新テクノロジーの現状と展望について取材を受けることがあるので、「アダルトVRを体験してみたいな〜」と思っていたところ、AMライターのBetsyちゃんのお宅に、VRとダウンロード済みのアダルトVR動画が完備されているという情報をキャッチ。
すでにアダルトVR経験者のAMライター イライザちゃんも誘って、初体験させてもらいました!
男性向けVRで新発見
Betsyちゃんは、女性向けと男性向けの両方のVR動画をDMMでダウンロード済み!さすがとしか言いようがない。
まずは、男性向けのアダルトVRから。
私が観たのはこちら。
『【VR】紗倉まなとラブラブ同棲日記 まなちゃんと見つめ合いながらキスしまくり!優しく好きと囁く密着イチャイチャ中出しSEX』
内容は、男性が完全受け身の主観視点ムービー。
迫りくるキス顔、胸、お尻、結合部分が目の前に。
ゴーグルの外の現実世界には、空気しかないとわかっているけど、「手を伸ばせば触れられそう…」と、思わず空中に手が伸びてしまいます。
さらに、バイノーラル録音の特徴をいかした「大好きだよ」「ちゅっちゅっ(キス音)」と耳元ささやき系の演出が多く、聴覚をダイレクトに刺激してきます。
「わ、近い、近い!」と照れてしまったり、「騎乗位の下からあおるアングルは、小顔のまなちゃんでも二重あごになっちゃうんだ…」と冷静に分析したり、30分の動画を観るだけでも、かなり体力を使いました。ハァハァ。
(そんな私を見守るBetsyちゃんとイライザちゃん…)
セックス中の五感の相互作用
Betsyちゃんが、「VRで顔が近づいてくると、体温を感じるんですよ。錯覚なんでしょうけど」と言っていたのですが、実は、五感の相互作用によって、触感を感じることは研究によって解き明かされています。
最新テクノロジーを駆使して「触覚」について研究するエキスパート集団テクタイルの著書「触楽入門 はじめて世界に触れるときのように」(朝日出版社)によると、「私たちがなにかをかんじているときに起きていることを観察してみると、触感とは必ずしもふれたときのみに生じるものではなく、見た目や音からも自然と喚起されていることに思い当たります。」とあり、触感を「感覚の交差点」と表現しています。
目の前に迫りくるまなちゃんのおっぱいの温かさは、実際の私たちの感覚器官で認識してしまっているんですね。
アダルトVRは、視覚と聴覚を刺激する既存のAVとは一線を画し、もはや触覚にも刺激を与える「疑似セックス体験装置」と言っても過言ではありません。
もし、性に目覚めた思春期の男性が、生身のセックスを体験する前に、アダルトVRを体験してしまったら…?
「いくら最新テクノロジーが進化したとはいえ、それ(生身のセックス)とこれ(アダルトVR)は別物でしょ!」と、セックスにおいて肌感覚とコミュニケーションを重視する私は、思っていたかったのですが、そう言い切るのが難しく思えるくらい中毒性のあるコンテンツでした。
イライザちゃんと同じく、将来的に、受け身なVRのシチュエーションに慣れてしまう男性も出てくるんではないか?と、老婆心ながら心配…。
そんな不安な気持ちを抱きながら、次回は、女性向けアダルトVR編をレポートしたいと思います。
つづく