Columコラム

2017.08.27

膣圧の単位はヘクトパスカル?私が試した「膣トレ」グッズたち

ベッドの上で上を向く顔の見えない女性の画像by Chiara Cremasch

 

こんばんは!オリビアです。
前回、日頃の膣トレの成果が布ナプキンを使うことで目に見えるようになったとお伝えしました。
「一体、どんなトレーニングをしているの?」と気になる方もいると思いますので、今回は、今までに実践してきた膣トレ・ヒストリーをご紹介しようと思います。

 膣トレ(骨盤底筋トレーニング)が注目されはじめたのは、2010年頃からでしょうか。
荻原かおるさん著書「ちつ☆トレ」が出版され、女性誌では、「尿失禁予防、男女ともにオーガズムが得やすくなる、便秘解消」など、セクシャルヘルスとセックスの満足度が上がるというふれこみで、特集が組まれ始めました。
その頃、日本における骨盤底トレーニングのエキスパートである 関口由紀医師と共著「誰も教えてくれなかった 飽きない!セックス」を出版する機会に恵まれ、関口先生のお話からも膣トレの必要性を強く感じました。
30代にさしかかった私は、「顔がたるむように、年齢と共に膣もゆるむ」という事実に危機感を感じ、セックスの快感を高める目的だけでなく、膣まわりを健康に保つためにも、「膣トレは大人の女性の新習慣」だと思ったのです。

文明の利器「スマートボール」

 まずは、海外の膣トレ用のトレーニンググッズを試してみようと、ドイツのブランドFun Factory(ファンファクトリー)のスマートボールを取り寄せてみました。

 医療用シリコンでできたボールの中にコロコロとした小さい鉄の玉が入っていて、膣に収めて日常生活を送っているだけで、中の玉が膣壁の筋肉に刺激を与え、鍛えることが出来るというもの。膣内だけでなく、ボールが落ちてこないように、膣の入り口を締めるトレーニングにもなります。
潤滑ローションをボールの表面に塗れば、挿入もスムーズ。
私はボール2個が連なったタイプを選びましたが、欧米女性向けのサイズということもあり、興奮していない状態でボールを挿入するのは結構きつかったです。膣におさめてもギュウギュウ。

 自宅での家事をする際に、30分程度、1週間続けて使ってみました。
ボールを入れるから、膣が広がりそうって思うじゃないですか?それが、むしろ逆なんです。ボールを抜き取った直後の膣壁は、パンパンに腫れているかのようでした。
ピラティスのトレーナーが、「トレーニングで、インナーマッスルを鍛えた直後は、男性にもわかるくらい膣がキュッとしまる。」と言っていたのを思い出しました。
それを利用して、膣の締りが気になる女性は、セックスの直前にボールをおさめておくのもアリかもしれませんね。

 けれど、あくまで、私個人の感想なので、トレーニング後の膣の状態をよく観察してから実行をしてくださいね。

バイブと膣トレボールのコンビネーション!

 その後、試したのが、カナダのブランドSwanの膣トレボールClutch (クラッチ)

 膣トレ中に気になるのが、「ちゃんと締まっているのか?」ということ。
指を挿入すれば、自分の締り具合を確認できますが、それが適切な圧なのか、よくわからないと思います。
その点、このClutchは、画期的!

 ボールのくびれ部分に、膣を締めると反応するセンサーが搭載されているので、きちんと締めることが出来るとバイブレーションで教えてくれます。
膣内に響くバイブレーションは、トレーニングの成果を感じるご褒美!
振動をロックすればローターとしても使えます。

 販売者さんから伺ったのですが、「故障しているから交換して欲しい」とお問合せのあったお客様から返品された商品に不具合が見当たらないことがあったそうです。
つまり、膣圧が足りずに、振動しなかったということ。
Clutchを振動させられるかどうか、まずはそこが第一関門のようです。

あなたの膣圧は何ヘクトパスカル?

 3つめに試した膣トレグッズは、フェミメイト

 スマホアプリと連動して操作することで、トレーニングとバイブレーターの二役をこなしてくれるハイテクなグッズです。
私は、発売初期のバージョンを試しましたが、最新版は、38度の人肌まで温まるヒーティング機能が加わっているようです。
Clutchと同じく、膣圧を感じて振動するラブセンサーが内臓されていて、アプリで「エクササイズモード」を選択すると、「しめる」「ゆるめる」「やすむ」の膣トレを指導しれくれます。そして、応援メッセージで励ましてくれるのが意外と嬉しい。

 トレーニング後は、スコア・タイム・圧力数値を確認、記録できるのです。
その徹底っぷりが、まるでアスリートのトレーニングのようで、ちょっと笑っちゃいますが、記録マニアな人、本気でトレーニングしたい人にはいいですね。
意外な発見は、膣圧は、「hPa(ヘクトパスカル)」で表示すること。
台風と同じなんです。台風のニュースを見るたびに、自分の膣圧と比較してしまいそうです。

 こうやって、文明の利器を活用して、自分の体を知っていくことは、楽しいですよ。
「女性器」って、目に見えづらい場所についているので、男性のファンタジーが集約されたり、女性自身も「触れてはならぬもの」「恥部」と思い込んでいますが、見て触れて感じて、その機能をフル活用させていきたいなと私は思います。

 私の膣トレは、これだけでは終わりません。

 次回は、コスト0円の膣トレと1回3万円の膣のアンチエイジング治療について語ります。

つづく

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