Columコラム

2017.12.24

脱・察してちゃん!羞恥心を感じない甘え方で人肌恋しい季節を乗り越える

私、極度の甘え下手でした…

カップルの男女がベッドの上でいちゃつく画像

 こんばんは!ラブライフアドバイザーのオリビアです。
今夜は、クリスマスイヴですね。
女友達とワイワイと楽しく過ごしている方も、恋人と甘い時間を過ごしている方も、みんなメリークリスマス!

 秋冬の季語に「人肌恋しい」と使われますが、季節問わず、人肌のぬくもりに包まれるのは、体の芯からとろける至福の時間。
心地よいスキンシップがその人の人生にどれだけの影響を与えるものか研究も進んでいます。カップルマッサージを教え、セックスの研究を続けてきた今、そのことを実感します。

 でも、幼少期から私は、長女気質というのもあって、自立心が強い子供で、親や目上の人に甘えるのが本当に苦手で…。
子どもが甘えたい時って、やわらかいスキンシップを求めますよね。
親の腕の中という安全な基地で、その日、何があったかを語ったり、ただただ抱きしめてもらったり。
そういうスキンシップを本当はして欲しかったのに、「お姉ちゃんだから」「私は、クールだから」とかっこつけて、弟や妹に「甘えん坊キャラ」を譲っていた気がします。

 「甘え下手は、人生損するのでは…」と思い始めたのが、完璧主義を追求して鬱状態になった20代の頃。
頼りがいあるお姉さんキャラだって、甘えたい!
持って生まれたお母さん気質のせいで相手が甘えん坊化してしまうので、自分が甘えられないジレンマを抱えていました。
それに、「恋人同士の甘えって、幼児言葉でイチャイチャしたり、プレゼントをおねだりする、アレでしょ?絶対、できない…」と、そもそもの甘えに対する認識が歪んでいました。

 そんな頃に、保護猫を飼い始めました。お猫様は、甘えん坊と孤高が絶妙なバランスで成り立っている生命体。
クールとスウィートのギャップに、人は魅了されていくんだと気づかされた私は、恋人に甘える実践練習に入ります。

甘えたいなら、甘えさせる!

 まず、はじめに行ったのが、スキンシップのおねだり練習。
「私もこういうの、やって欲しい…」と、耳掃除やマッサージなどのグルーミングを慈しむように、丁寧に行っていくと、それに感銘を受けた相手が、「次は、僕がやってあげるね」と選手交代してくれるんです。

 この方法は、「甘えさせた見返りに甘える」ことになるので、羞恥心やプライドが邪魔しません。
だんだんと、膝枕してもらいながらおしゃべりしたり、落ち込んだ時には、「そっと抱きしめていて」と言えるようになりました。

 自分の中では、甘えん坊ハードルを乗り越えた達成感がありました。けれど、甘え下手な人って、これだけでもひと苦労なんですよ。

「甘えん坊ワード」で脱・察してちゃん

 セックスの場面でも、「私のして欲しいことを察して」と丸投げするのは、酷です。
以心伝心は、難しい。
甘えたい時には、言葉で表現する必要があります。
自立心のある大人を封印して、5才の子供になってやさしい親に甘えるつもりで、言葉を選びます。

ハグして欲しい→「ギュッして」「しばらくギュッとしていて」
甘えさせて欲しい→「今日は、甘えていい?」「疲れてるから、甘えさせて」
ナデナデして欲しい→「ナデナデして」「いい子いい子して」「よしよしして」
褒めて欲しい→「褒めて」「よく頑張ったでしょ?」

 

 シンプルイズベスト。
感情を出さずに、ストレートにいきましょう。
スキンシップのおねだりと同じで、どちらかが甘える側、甘えさせる側と役割分担せずに、その日の気分で、リバーシブルに甘えん坊になれるのが理想的です。

 甘えん坊修行の成果もあり、今では、夫という人生のパートナーに、心も体も経済面も甘えられるようになり、本当に生きやすくなりました。
甘えって、赤ちゃんプレイやプレゼントのおねだりじゃなく、自分のダメなところもさらけ出せる相手と信頼関係を築くことであり、「助けて」とSOSが出せること。
生きていくために身に着けておくべき、大切なスキルだと思います。
「人肌恋しい…」からちょっと真面目な話になりましたが、ごきげんなセックスにも通ずることですからね。
甘え下手な皆様、2018年は、甘えん坊モードでイキましょう!

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