Columコラム

2018.01.21

マーガリンは塗っちゃダメ?真面目に実験してみました!

ガムとチョコは一緒に食べると消える?

ベッドに横たわる女性のセクシーな画像

 ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。
前回のコラムで、コンドームと相性が悪い潤滑剤の代用品があるとお伝えしました。 「相性が悪い」と言うのは、潤滑剤に含まれる油分が、コンドームの原材料であるゴムの分子をバラバラにするので、破れやすくなってしまうということ。 

 「ガムとチョコを一緒に食べると、口の中でガムが消える!」という話を聞いたことがありませんか?
私は、子供の頃に試したことがあるんですが、口の中でだんだんとガムが小さくなっていくんです。
先にお伝えしたコンドームと潤滑剤の代用品の使用も同じ現象で、ガム(ゴム)とチョコに含まれるカカオバター(油脂)の組み合わせで「ガムが溶ける」という現象が起こるんです。 

 コンドームの取扱説明書には、「ベビーオイル、マーガリン、ローション、ハンドクリームなどと接触すると、コンドームが劣化し、破れる危険があります。」(SAGAMI「HOT KISS」取扱説明書より抜粋)というような注意書きが書かれています。

 そこで、今回は、コンドームと相性が悪いと言われている代用品を使うと、本当にコンドームが破れやすくなるのか実験をしてみました。

コンドームとベビーオイルの相性実験

 コンドームと相性が悪いと言われる代用品の中から、身近にあるものを3種類を用意してみました。
ハンドクリーム・ベビーオイル・マーガリンです。

 個人的に、一番代用品として使いそうなのは、ベビーオイルかなと思います。
「赤ちゃんにも使えるし、肌にも良さそう」というイメージと、ツルツルとした使い心地がピストン運動をスムーズにしてくれそうだから。
相性実験は、男性器模型(いわゆるディルド)にコンドーム(SAGAMI「HOT KISS」)をかぶせ、潤滑剤の代用品を多めに塗り、ピストン運動の持続時間(10分間)を目安に、強摩擦を行います。 

 ちなみに、撮影は、夫。
黙々と実験を行っている私に「ちょ、何やってるの?!」と驚きつつ、動画と写真まで撮ってくれてありがとう(笑)。

コンドームと相性が悪いと言われる代用品

 ベビーオイルの実験結果は…なんと!

 摩擦を始めて約40秒でコンドームが破れてしまいました。

 爪を立てないように気をつけていたにもかかわらず。
気づいたら、あっという間に。
ベビーオイルは、本当に破れやすくなるんですね。

ベビーオイルの付着で敗れてしまったコンドーム

マーガリンとハンドクリーム

 つづいて、ハンドクリーム。

 こちらも同様に摩擦を行いましたが、10分間の摩擦では破れませんでした。
しかし、模型をそのままにして数時間外出をして帰宅したら、破れていました。

ハンドクリームが付着し放置したままだと破れてしまうコンドーム

 最後は、マーガリン。
最も「潤滑剤として使う人はいるのかな?」と思う代用品。
発酵バター入りのものにしましたが、実験中、甘い香りが漂い、トーストが食べたい気分に。我が家の猫も寄ってきます。

マーガリンがついても大丈夫だったコンドーム

 こちらは、10分間の摩擦では破れず、一晩おいて様子をみましたが、翌朝は、パリパリのバターコーティングされた模型となり、ゴムの質感は変質していましたが、破れてはいませんでした。

実験を終えて

 今回の実験の結果、相性の悪い順は、ベビーオイル>ハンドクリーム>マーガリンとなりました。

 とはいえ、決して、「マーガリンは使っても大丈夫!」というワケではありません。

 ベビーオイルはスキンケアに、ハンドクリームは手に、マーガリンはトーストに、本来の役割を全うしてもらい、セックスには潤滑ゼリーを使ってください。 

 ドラッグストアに行けば、1,000円前後で市販の潤滑ゼリーを買うことができる時代に、身近にあるからと潤滑ゼリーの代用品を使って、避妊に失敗してしまうのは、同じ女性として、とても残念なこと。無知からくる失敗を出来るなら予防して欲しい。
その現実を知って欲しくて、家族総出でこの実験をしました。 

 潤滑ゼリーを正しく使って、安心して、セックスを楽しめますように。 

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