2018.03.11
未知の快感を味わいたい!夢の「彼と同時イキ」するヒント
未体験者がオーガズムに期待する5つのこと
by Toa Heftiba
ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。
セックス・カウンセリングを行っていると、「オーガズムがない」「オーガズムがわからない」という女性相談者には思考パターンがあると気づきます。
ご相談者が、オーガズムに期待することは主に5つ。
①快楽追求型(未体験の快感を感じてみたい)
②妊娠待望型(オーガズムがあるセックスは妊娠しやすいと思い込んでいる)
③パートナーシップ型(彼の「イカせたい」という思いに応えて関係性をよくしたい)
④比較型(他の人が体験していることを自分が体験していない不安)
⑤セクシャル・アイデンティティー型(女性として劣っているのではないかという不安)
どれかひとつのこともあるし、複数が組み合わさっていることもあります。
「イケるようになりたい」という希望のその先に期待することは様々です。
未経験者が思い描くオーガズム・ピラミッド
さらに、オーガズムにヒエラルキーを感じている女性もいます。
ピラミッドの最下部は、「オーガズムがない(わからない)」。
その上は、ソロ活動でのオーガズム。
自分の手やローターでクリトリスを刺激してイクこと。
さらに上は、彼との共同作業でのオーガズム。
「彼の手技でクリトリスでイケる」ことです。
膣イキは、自力でもやや難易度が高いので、ここで「バイブを使い膣イキ」が入ります。 そして「彼のクンニリングスでイケる」、「彼の手技でGスポットでイケる」、「彼のピストンで膣でイケる」と続きます。
そして最上位のオーガズムは、「彼と一緒に膣でイケる」こと。
未経験者が思う理想のオーガズム(例)
未経験者は、このようにオーガズムにランクをつけてしまうことも。
これを追求し過ぎてしまうと、セックスが楽しくなくなってしまうと思います。
しかし、ヒエラルキーをつけ不安を抱くのではなく、「未知なる快感を味わいたい!」という好奇心を持つのなら肯定したいと思います。
ピラミッドのトップにある「彼と同時に膣イキ」するヒントをお教えします。
セックスの最中に陰嚢観察していますか?
そこで、前回に引き続き、陰嚢の話になるのですが、質問です。
「同時イキを目指している人、セックスの最中に彼の陰嚢をこまめにチェックしていますか?」
同時イキを目指しているなら陰嚢の存在を再認識する必要があるんです。
というのも、人間の性反応は、興奮期→高原期→オーガズム(射精)期→消退期の4つのタームに分かれます。
男性が興奮期に入ると、ペニスの海綿体に血液が流れ込み、陰茎が勃起してきます。精巣が若干上昇します。
射精手前の高原期は、陰茎が完全に勃起して陰茎の亀頭周囲が増大します。そして、精巣がさらに拳上して、カウパー腺液(先走り汁)が分泌されます。
男性の性反応は、アルファベットA型を描くように山型。短時間で勃起してクライマックスに達し、賢者タイム(消退期)に入ります。
女性の場合は、興奮期からゆるやかに高原期(イク直前のイキそうでイケないフワフワした停滞期)に移行し、絶頂に達します。
男女が異なるオーガズム曲線を描くので、同時にイクにはタイミングを合わせる必要が出てくるんです。
射精を100%としたら、「彼が今、何%くらいまで高まっているのか?」を見極めるひとつが、陰嚢(精巣)の拳上(縮み上がり具合)です。
陰嚢の縮み上がり具合を観察しながら、ふたりのイクタイミングを見計らいましょう。
「まだまだ、イキそうにないな…」→手と口で刺激して、自分と同じくらい高めていこう。
「あ、そろそろかな?」→私は、まだイケなさそうだから、ピストンを一旦お休みして、もうちょっと我慢してもらおう。
そうやって、微調整していくうちに、彼のタイミングに自分のオーガズムを合わせることが出来るようになってきます!
最上位を目指すなら、千里の道も一歩から。
日頃のマスターベーションで、まずは自力でオーガズムを感じるようになるところから始めましょう。
つづく