2019.05.16
【レポート】ビューティーワールドジャパン2019
美容業界の展示会「ビューティーワールドジャパン」にて、なおえビューティークリニック院長の喜田直江先生とデリケートゾーンケアの必要性について対談してきました。
デリケートゾーンケア用品をエステ・美容業界の方々に導入してもらうためのバイヤー向けセミナーでした。
講師紹介 直江先生
女性ホルモンとデリケートゾーン
女性の一生を通しての女性ホルモンの変化とそれに伴う身体の変化、デリケートゾーンのトラブルについて直江先生から解説していただきました。
「人生100年時代」に突入したと言われていますが、デリケートゾーンのケアは思春期から老年期まで全世代にとって必要なこと。
ここで、私が2年前にビューティーワールドでの接客中に遭遇した母娘のエピソードをご紹介しました。
膣洗浄ジェルの紹介をしていたところ、お母様が「膣?私はもう必要ないわ。あなたは必要でしょ?」とお嬢さんに話を振っていたんです。
私は、心の中で「いやいや、お母様の世代の方が乾燥による不調が出てくるお年頃ですよ…」と思いました。
親世代が、膣=性行為と連想して、幼少期に性器に興味を持つ子供をたしなめることで「あまりいじらない方がいい部位」と思い込み、適切なケアを知らないまま大人になっている人も多いのではないか…と思います。
つづいて、ラブライフカウンセリングの現場で相談されるデリケートゾーンの悩みとその解消法として、どんなアドバイスをしているかをお話ししました。
仕事柄、たくさんのデリケートゾーンケア用品が手元に届く中、私がどういう基準でケア用品を選んで使い、オススメしているのか?
商品の選び方については、商品を作っている会社がどれだけセクシュアルヘルスについて専門的に取り組んでいるか?を見て判断します。
私の場合、気になる商品があれば、会社の人から直接話を聞き、自分で使ってみて、使用感がよかったものだけをオススメしています。
10年くらい前までは、デリケートゾーンケア用品というとバラエティショップやオンラインショップに洗浄用ソープがあるかな?という感じでしたが、アンダーヘアの脱毛をする方が増えたせいか、ケア用品も多様化しました。
オーガニック成分にこだわった洗浄剤や保湿用クリーム、会陰マッサージ用のオイル、潤滑ゼリーなど。
消費者が価格、買いやすさ、成分を確認して自分に合うものを選択出来るようになりました。
潤滑剤は、女性のデリケートゾーンに使っていいかどうか選ぶコツをご紹介しました。
アプリケーター型潤滑ジェルのパイオニアとして、グローバル展開しているハナミスイさん。
ハナミスイの商品をオススメする理由は、工場見学の写真やを交えてお話ししました。
商品開発における社長の熱意やこだわりをたくさん聴いているのですが、今回の短時間のプレゼンテーションで語り尽くせなかったのが残念でした!
どんな角度でも噴出するスプレーボトル、品質を維持するために潤滑ジェルの容器の材質へのこだわり、安全性を証明するための数々のテスト、エビデンス。
言われなければ気づかない細部にまで「そこまでこだわっているの?」とビックリします。
「安全・安心・簡単」を研究し続けている姿に圧倒されます。
デリケートゾーンは、性的な部位、アンタッチャブルなボディパーツと思われがち。
顔やボディのように、こまめにチェックして、ケアする新習慣のメリットは大いにあります。
お顔の肌が乾燥したら保湿するようにデリケートゾーンにも保湿剤を。
顔色をチェックするように手鏡でデリケートゾーンも自己観察を。
セルフケアで抵抗感をなくすことで、婦人科検診の受診率アップ、不調の早期発見、セルフプレジャー、性生活の質の向上と、色々と繋がっていくと思っています。