2020.07.20
1日5分の「膣トレ」&「デリケートゾーンケア」で潤うからだを手に入れて
形状がどうなっているのか、肌状態はどうなのか…あなたは、自分自身の膣を見たことはある? 「膣観察」とはデリケートゾーン・膣内の観察すること。年齢は関係なく、思春期のころから清潔にしておくことは必要であるし、更年期になってからも必要。パートナーとの性行為のためにも必要不可欠と語る、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんに、「膣観察」や「膣トレ」「デリケートゾーンケア」の重要性を聞いてみた。
そもそも、自分の“膣”を見たことはある?
「若いから」「年だから」「SEXしないから」といって、膣観察が不必要なんてことはナシ。どんな年齢でも、女性の美と健康を語るうえで必要不可欠な膣。お手入れやケアをする前に、自分の膣がどんなものなのかをチェックしてみて。
膣トレの前に… デリケートゾーンの基本ケアと専用コスメを✓
デリケートゾーンケアは自尊心・女性としての自信につながるけれど、体のことや、正しいお手入れ方法について学ぶ機会がないのが現状。そこでOliviAさんがレクチャー。デリケートゾーンのデイリーケアは思春期から老齢期まですべての女性に必要。年齢によって体も悩みも変化するため、その時の自分に応じたケアを取り入れてみて。
専用アイテムで洗う
出典: ライター撮影
YES インティメイト・フォームウォッシュ
無香料 / ローズ 各2,400円(税抜)
イギリスの真面目なデリケートゾーンケア専門ブランドYESの「YES インティメイト・フォームウォッシュ 無香料」。84.9%がオーガニック成分というデリケートゾーン専用ソープ。デリケートゾーンのpHバランスを整え、ニオイの原因となるバクテリアを除去。低刺激で毎日使える。プッシュするとフォーム状ででてくるので、そのまま使えるのも◎。
体や顔の皮膚がpH4.5~6.0の弱酸性。一方デリケートゾーンはpH3.88~4.5と皮膚より酸性が強いパーツ。通常のボディソープはアルカリ性が強すぎるけれど、本品はデリケートゾーンにあったpHで作られているのが特徴。
ボディソープでゴシゴシ、シャワーで勢いよく流していませんか?アルカリ性の洗浄料はヒリヒリしてしまうこともあるので、デリケートゾーンには専用のアイテムを使いましょう。デリケートゾーン用のソープで泡越しに外陰部をマッサージしながらヒダの溝まで丁寧に洗います。自浄作用が働く膣内には入れないようご注意を。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
保湿ジェルでうるおす
出典: ライター撮影
YES インティメイト・モイスチャージェル VM
3,200円(税抜)
成分の95%がオーガニックという、デリケートゾーン専用ジェル。かゆみ、性交痛、膣萎縮の原因となるデリケートゾーンの乾燥に着目し、根本的なケアを目指す本品。デリケートゾーンに合ったpHと濃度で作られており、浸透率が高いのが特徴。乾燥しやすいデリケートゾーン周りがうるおい、しっとりふっくら。
無色透明で無味無臭なので、SEX前にも使える本品。OliviAさんいわく、ぬるま湯でといてコットンでパックするのがおすすめなのだとか。
アンダーヘアの処理
ここ数年、お手入れをするひとがグッと増えているアンダーヘア。かわいい下着や水着を着るのに、ムダ毛を気にするのはムダな時間。ゆくゆく老後に介護を受ける身になったときも、ない方が断然◎。だとしたら、いまのうちにツルツルにしておくのがいいと思わない?
白髪にレーザーが反応しないため、レーザー脱毛をする場合はアンダーヘアに白髪が混じっていない段階でしておきましょう。VIOのうちIOは無い方が衛生的によいと言われています。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
膣トレで感じやすいカラダへ
「感度が上がる」「締まりが良くなる」「女性らしさが増す」など、何かと話題にのぼる【膣トレ】。膣トレとは骨盤底筋を鍛えてキュキュッと感を高めようとするトレーニング。尿失禁の予防や性行為中の膣圧・締まりを高めるのに良いのだとか。
1日たった5分。膣トレのやりかた
①肛門を締める・緩めるを2分~3分ほど。疲れてきたら間、休憩を入れるのも問題なし。
②尿道口を締める・緩めるを2分~3分ほど。疲れてきたら間、休憩を入れるのも問題なし。
③膣口を締める・緩めるを2分~3分ほど。疲れてきたら間、休憩を入れるのも問題なし。
オーガズムの観点だけでなく、このゆるみができるようになると力まずに彼を受け入れられるようになるので挿入時の性交痛の軽減にもなるとのこと。SEXの悩みが解消されることでパートナーシップが良好になるかも。
使える!膣トレ用アイテム
出典: ライター撮影
エミギ ラブパール・ミディアム
3,000円(税抜)
挿入に慣れていないかたでも使いやすいサイズ。ローションをつけるとスルリと膣の中に入れられる、指二本くらいの太さ。ラブパールの中に入っているボールがコロコロと転がって膣を刺激。入れたまま普通に生活するだけで膣トレを意識できる。取り出すときは、本体から伸びた紐を引っ張るだけ。繰り返し洗って使えるのもうれしいポイント。
◆ ◆ ◆
膣観察は、自分の美容と健康のためにも、パートナーとのSEXライフのためにも必要不可欠。加えて、大切なパーツならではのケアもお忘れなく。強すぎる洗浄料で洗うのではなく、デリケートゾーン専用のソープで優しく洗ってあげて。意外にも乾燥しやすいパーツだから、専用のローションで保湿も。膣トレも継続することで、キュキュッと引き締め感を感じられそう。
取材協力:ラブライフアドバイザー・夫婦コミュニケーションアドバイザー OliviA
普段から見慣れておくことで、デリケートゾーンの肌トラブルや体調異変の早期発見に繋がります。自分で見ること、触れることに慣れておくことで、婦人科での内診に対しての心理的ハードルが下がる効果もあるのはないでしょうか。また、SEXにおいても、クリトリスの位置や感じる場所を確認しておくことで、自分の性感帯を把握しておくことができます。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん