2016.07.23
Case4:首を絞めてくる彼
Cace4:27歳女性・医療・彼氏あり1ヵ月
付き合ってまだ1ヵ月の彼がいます。この前初めてセックスをしたのですが、驚きの連続でした。
その中でも特に驚いたのが、とにかく、頻繁に首をしめるんです。彼の言い分としては、首をしめるとアソコの締まりがよくなるということなんですが、それって本当なんでしょうか?
特に首をしめられることに嫌悪感を示しているわけではないので、嫌ってわけではないのですが…。教えてください! また、首を絞める以外にアソコが締まる方法があったら知りたいです。
OLIVIA‘s advice
こんにちは。ラブライフアドバイザーのOLIVIAです。
「首を絞めることで膣の締りをよくする」というのは、昔から都市伝説のように伝わっています。
かけおちしたカップルの女性が情事の最中に交際男性を殺め局部を切り取って逃亡するという昭和史に残る「阿部定事件」を題材にした映画「愛のコリーダ」では、「お互いの喉を締めると気持ちいいって聞いたことがあるんだ」と首を絞め合うシーンが描かれています。その末に、窒息死させてしまうのですが…。背徳感を抱いたり、あえて苦痛を与えることによって興奮を感じる質(たち)の人もいます。肉体的な快感の他にも、「死と隣り合わせ」であることに、高揚感を覚えるのでしょう。
でも何も、膣の締りをよくしたいだけなら、首絞めの痕が残ったり、場合によっては事故の危険を含むプレイを行わなくてもしなくても、もっと安全で健康的に膣の締め付けをよくする方法はあります。
骨盤底筋のトレーニングを日課にすれば、膣の締りもオーガズムも自由自在にコントロール出来るようになります。
骨盤底筋は、尿道・膣・肛門の締りを司り、生殖器を下から支えている筋肉の集合体。自転車のサドルにつくエリアがその部分です。女性が膣オーガズムを感じる時、子宮まわりの筋肉や骨盤底筋が0.8秒に1回痙攣します。骨盤底筋を強化すると、膣オーガズムを得やすくなるのはそのためです。出産や加齢、運動不足により骨盤底筋の筋力が低下すると、膣のゆるみを感じたり、尿失禁や子宮が膣に下がってくる子宮脱などを招きます。骨盤底筋のトレーニングを行うと、女性にうれしいメリットがたくさんあります。
骨盤底筋トレーニングのメリット
・膣オーガズムが得やすくなる
・彼のペニスにジャストフィット! 小さめサイズでも気持ちよくなれる
・多い日も安心! 月経血コントロールが出来るようになる
・インナーマッスルが鍛えられてぽっこりお腹がスリムに
・腹式呼吸もプラスして便秘の解消
健康やスタイル維持にも嬉しい効果があるんです。さらに、トレーニングを重ねると、骨盤底筋を自分で動かすことでオーガズムに達することが出来るというツワモノも! 道具いらず! OLIVIA流簡単「膣トレ呼吸法」でノーハンドオーガズムを極める方法を伝授します。
STEP1:骨盤底筋の締まりチェック
まずは、自力でどれだけ骨盤底筋をコントロールできるかチェックしましょう。
カラダの中心軸をまっすぐにして椅子に腰かけます。左右のお尻と太ももの境目にある坐骨を膣に寄せるように寄せます。息を吸いながら寄せて、息を吐きながら緩めます。この時に動くエリアが骨盤底筋のアウトラインです。つぎに、部分的に動かしてみましょう。①肛門②尿道口③膣口を順番に締める⇔緩めるを繰り返します。はじめは、膣だけを締めるのがよくわかなくても、大丈夫!膣を締めるのがよくわかない人は、おしりの穴を締めるように意識しましょう。練習していくうちにだんだんと感覚がつかめるようになります。
STEP2:お腹あたため腹式呼吸
腹式呼吸はできますか?下腹部(子宮あたり)に手を当て、手の平の温かさで下腹部を温めましょう。お腹の動きを意識しながら腹式呼吸をします。息を吸ったときにお腹を膨らませ、息を吐くときにお腹をぺたんこにします。カラダの内側からぽかぽかしてくるのを感じるはず。
STEP3:腹式呼吸×膣締めで膣圧アップ
腹式呼吸に慣れてきたら、膣締めと組み合わせます。膣をゆるめたまま、ゆっくりと鼻から息を吸い込み、膣を締めます。膣を締めたまま、鼻から息を吐きます。息をすべて吐き切ったところで、ふわっと膣をゆるめます。息を吐きながら膣が緩みやすくなってしまうので、それに抗うのがトレーニングになります。目安は、1日5分。道具も要らないので、通勤途中の電車の中やオフィスのデスクワーク中で、気づいたときに気軽にトレーニングできます。毎日コツコツと継続することで、膣の締め付けをコントロールできるようになってきます。
たったこれだけ! 簡単ですよね?
女性の快感は、自分で育むことが出来るんです。変化を観察しながら、快感を享受するカラダづくりに挑戦してみてください。自分のセクシャリティーに自信が持てるようになり、彼任せではなく快感を生み出せることが誇らしく感じるはずです。