2019.03.04
「禁断の果実ー女性の身体と性のタブー」刊行記念イベント
「禁断の果実ー女性の身体と性のタブー」刊行記念イベントに行ってきました。
「禁断の果実 女性の身体と性のタブー」
リーヴ・ストロームクヴィスト作
相川千尋訳
スウェーデン発でフランスなどヨーロッパを中心に翻訳されているベストセラー本の日本語訳版。
女性器・オーガズム・生理を取り巻く女性の身体と性の歴史がユーモアを交えて漫画で描かれています。
翻訳者の相川千尋さんと北原みのりさんの対談を楽しみにしていました。
今から17年前、「女性のマスターベーション」をテーマに卒業論文を書いていた私は、女性の身体と性にまつわる文献を黙々と読み込んでいました。
当時、日本国内で女性のマスターベーションに関する著書や情報発信をしている方々に取材を申し込み、インタビューもさせていただきました。
そのうちのひとりが北原みのりさんでした。
地方の一学生だった私の取材依頼をご快諾いただき、京都から東京のラブピースクラブまで向かったのを今でもしっかり覚えています。
本の内容は、その頃の思い出が呼び起こされると同時に、初めて知るエピソードも盛りだくさんで、読み応えがあります。
私が買った本はふせんだらけ。
ユーモアたっぷりなのに、女性の性にまつわる悲しい歴史があり、現在まで引きずっている事実に読むのが辛くなったり、共感したり、これからの未来に期待したり、できる本。
私に性を語る言葉を与えてくれたのはフェミニズムだったと再確認しました。
「エンパワーメント」と「シスターフッド」を感じた夜。
禁断の果実 女性の身体と性のタブー 1,944円 Amazon |