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2021.11.05

【インスタライブ】Naolingerie×OliviA 女性のための”性の健康”

 
 
 
 
 
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10月29日に行った「Naolingerie」代表の栗原菜緒さんとのコラボインスタライブ

舞台裏と当日の様子をお届けします!

 

共通の友人にNaolingerieを教えてもらって以来、かれこれ4年間愛用しているランジェリーブランド。

「女性の自尊心を包み込む」というコンセプトがランジェリーのデザイン、素材、縫製、デザイン名に行き渡っています。

人間の尊厳について様々なゲストを招いて対談する菜緒さんのYouTube番組「今なお考え中。」も必見です!

事前打ち合わせで「女性の視聴者に役に立つ・みんなが知りたい性の知識って何だろうね?」と話し合いました。

 

私たちが厳選したトピック

・セクシュアル・ヘルス、セクシュアル・ウェスネス、「性の健康」という考え

・快感(プレジャー)を感じるメカニズム

・性反応とタイムラグ

・セルフプレジャーのタイミング

 

性欲・睡眠欲・食欲は3大欲求というけれど…

「『食欲・睡眠欲・性欲』は人間の3大欲求で、健康のために『食』と『睡眠』は重視されるけど、『性』は、軽視されているよね」と菜緒さん。

「実は、アンケート調査結果からもその傾向が出ているんです」と切り出す私。

紹介したのは、株式会社TENGAが日本を含む世界9カ国と地域を対象に調査した「2019年マスターベーション世界調査-TENGA Global Self-Pleasure Report 2019」

「もっとも快いと感じるのはどれか?」という質問がありました。

日本の結果は…

1位「美味しいものを食べる」

2位「愛している人と共に時間を過ごす」

3位「人を抱きしめる」

5位「SEXをする」

7位「マスターベーションをする」

14位「スポーツやエクササイズをする」

(参考元:月刊TENGA第20号「2019年世界マスターベーション調査」)

日本は性欲(SEX・マスターベーション)よりも食欲の優先順位が高いという結果に。

「日本人は性生活の優先順位が低い…?」

そこで今回のインスタライブのテーマの「性の健康」について、「性生活が充実している」「性的に健康である」とは、どんな状態なのか、世界基準(性の健康世界学会)で定義されていることを説明しました。

「性の健康」の考え方

①性の権利(全ての人に保証される権利である)

②性の健康(疾病や性感染症の阻止)

③セクシュアル・プレジャー(快楽・性の喜び)

この3つが、「性的同意」がある上で成り立っていること。

他にも、ジェンダー平等、性暴力・性被害の排除なども重要な要素です。

「性の健康」とは、単に疾病がない状態を意味するのではなく、性の喜びや満足は幸福(well-being)にとって不可欠な要素で、性的に充足していることは生活の質の向上に繋がると考えられています。

参考元:性の健康世界学会(WAS)

私「この考え方、まだまだ広がっていないですよね?」

知られざる快感の震源地

私が性の情報発信をしていて感じるのは、女性が自分のカラダの構造や快感を感じるメカニズムを知らないということ。

特に、オーガズムの震源地とも呼べるクリトリス複合体の全貌を知らない人が多いので、「ぜひインスタライブで紹介しましょう!」と用意したのは、オランダから取り寄せた「the Vulva gallery」の本。

(vulvaとは外陰部の意味)

私たちが「クリトリス」と認識しているのは氷山の一角で、体内に2本の脚と海綿体が腟を取り囲むように存在しています。

外イキ(クリトリスオーガズム)と中イキ(腟オーガズム)という言葉がありますが、実は外も中(Gスポット)も繋がっているんです。

 

4段階で変化する性反応

「性反応」は、人間が性的に興奮する過程を4段階で示したもの。

マスターズ&ジョンソンという2人の性科学者が発見しました。

①興奮期:副交感神経優位で男性は勃起・女性は潤い始める

②高原期(プラトー期・平坦期):興奮が高止まり状態になる。オーガズム直前。

③オーガズム期:男性は射精、女性は子宮・骨盤底筋が収縮

④消退期:いわゆる賢者タイム

 

性反応は、性差、個人差があります。

特に女性のオーガズムは多様。

・何度もオーガズムを迎えるマルチプルオーガズム

・1回イッたら十分な人

・快感はあるけどオーガズムを迎えない人

・賢者タイムであっという間に冷める人

どれが良いとかではなく、個人差があるものなんです。

自分の特徴を把握しておけば、潤い不足や愛撫不足からくる性交痛を回避できたり、パートナーと高まるタイミングを合わせることもできます。

性反応の個人差を知らないことで「女性は何度もイケるマルチプルオーガズム体質」だと思い込み、しつこく刺激を続ける人が出てきてしまうんですよね。

パートナーから「イッた?」と確認されることにプレッシャーを感じる人も。

「イッたフリ」をしてしまうフェイク・オーガズムをする女性の声も聞きます。

性反応には個人差があるだけでなく、タイムラグも生じがち。

男性は、興奮期〜消退期までアルファベットのAの山型のグラフで描かれるのが特徴で、所要時間は短い人だと数十秒〜数分。

一方、女性は緩やかに上昇し、オーガズムを迎え、下降するまでに30分以上かかる人もいます。

このタイムラグと性反応のギャップを埋めるのは、コミュニケーションをとりながらの愛撫タイムなんですよね。

こんな調査結果も。

「賃金格差より大きい?男女の「気持ちいい」を左右するプレジャーギャップ」

 

満足度を上げるためのセルフプレジャーのタイミング

性反応のギャップとタイムラグがあるせいで2人ともが満足いくオーガズムを体験するのは難しいこと。

「もし一緒に満足できたら超ラッキー!レアケース!」くらいの気持ちでいましょう。

「彼は満足しているみたいだけど、私はフラストレーションが溜まる」という時は性行為の前後にセルフプレジャーを取り入れてもいいですよね」というお話もしました。

例えば、デート前にセルフプレジャーでウォームアップしておけば、パートナーと会った時に興奮が高まりやすくなります。

潤い不足からくる性交痛も予防できる効果も。

セックスで不完全燃焼だった時は、セルフプレジャーで充足感を。

就寝前のセルフプレジャーは、ぐっすり眠れるので入眠儀式として行う人もいますよ。

 

こんな感じで、インスタライブでは、「ラブライフカウンセリング入門講座」でお伝えしている性の知識をギュッと凝縮して紹介しました!

ご覧になった方から「なかなか聞けない内容で面白かった!」「さっそく彼にも教えます!」とご感想をいただきました。

 

性の悩みは知識を学び、パートナーとコミュニケーションすることで改善することがあります。

観てくださった方のお役に立てれば嬉しいです!

 

 
 
 
 
 
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