2023.04.08
いまこそまっすぐに向き合いたい、セクシャル・ウェルネス(性の健康)のこと。part.3 性的感度が高まる5つのヒント|感度を高めてうるおうカラダをつくる
STEP② 感度を高めてうるおうカラダをつくる
一般的に女性の性欲のピークは30代後半。けれど、性欲の強さや感度は人それぞれ。以前と比べて、セックスへの意欲の低下を感じるなら、一度自身の身体に目を向けてみて。ここでは普段の生活ですぐ実践できる、性的感度が高まる5つのヒントを紹介します。
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1. 締めてゆるめる「膣トレ」で オーガズムを得やすい膣づくり
骨盤底筋がゆるむと、尿漏れや、骨盤内臓器の下垂や脱出の原因になるだけでなく、セックス感度が低下する可能性も。「オーガズム時には、子宮まわりの筋肉が収縮して弛緩するという肉体的な反応があるため、膣トレを行うことで膣オーガズムがわかりやすくなるというメリットがあります」(OliviAさん)。
さらに、実はゆるめる感覚の体得は、性交痛の予防にも効果的なのだと言います。尿意のコントロールが難しいと感じたら、膣トレスタートの合図。いますぐ実践してみて。
OliviAさんが指南 「ながら膣トレ」のススメ
- 椅子や床に座って、尿道口・膣口・肛門に意識を集中させる
- 最初は、コントロールしやすい肛門から。トイレをする要領で、いきむようにお尻の穴を締めて、ゆるめて、ヒクヒクさせる
- 次に尿道口。排尿を我慢する要領で、尿道口を締めて、ゆるめる
- 最後に膣口。子宮のほうに引き上げるようなイメージで、締めて、ゆるめる
2. 肌に触れるものにこだわって心地いい触感に慣れておく(OliviAさん)
「気持ちのいいインナーウエアを身につけるうちに、肌の感覚が少しずつ研ぎ澄まされ、相手に触れられたときにより敏感に感じ取ることができます」(OliviAさん)。
5. 下腹部を温めて性的興奮時の疑似状態をつくり上げる(OliviAさん)
「女性は、性的に興奮すると膣まわりに血液が集まると同時に、リラックスして感じやすくなるもの。それと同じで、下腹部を温めることで身体が少しずつスタンバイOKの状態になり、感度アップにつながると考えます。ヨモギ蒸しや半身浴は汗出しにもなるので、汗腺と皮脂腺が集中している外陰部のニオイケアとしても」(OliviAさん)。