Columコラム

2016.09.25

月経とセックスに対する価値観を揺るがした鈴木保奈美との出会い

セフレから彼女に昇格できない……フェラテクにダメ出しされる……騎乗位がうまくいかない……「中イキ」が分からない……。
今はラブライフアドバイザーのOLIVIAさんも、まったく同じ悩みを抱えていました。

色気とは無縁であだ名が「おかん」だったOLIVIAさんが「官能」「オーガズム」をレクチャーする立場になるまでの努力の過程を書き綴ります!


さあ、彼を虜にするオーガズムフルな女性へ!

 

赤名リカの衝撃

OLIVIA オーガズムフル・ライフ セックス 東京ラブストーリー
by Striped Fox

 こんにちは。OLIVIAです。


1980年生まれの筆者が、思春期だった頃は、トレンディドラマの全盛期。


その中でも、1991年にフジテレビ系で放送されたテレビドラマ「東京ラブストーリー」は、私のセクシャリティー観に爪痕を残しました。

 ちなみに、アラサー以下の読者の皆様のために解説すると「東京ラブストーリー」は、織田裕二扮する永尾完治と鈴木保奈美扮する帰国子女の赤名リカを中心に繰り広げられる恋愛ドラマ。


アラフォー世代にとっては、鈴木保奈美が、「セックスしよ!」と大声で叫ぶ(誘う)シーンは、衝撃的だったのではないでしょうか?


当時は、「女性はセックスをさせてあげている」「男性はセックスをするためにがんばる」という風潮がありました。


女性から男性を積極的にセックスに誘うこと自体がレアなことだったのです。


「都会の大人の女性はすごいな。そんなこと口にしちゃうなんて!」「海外生活の経験があると、こんなに大胆なの?」と、カルチャーショックを受けました。

25年経ったいまでも…

 私は、ラブライフアドバイザーとして、セックスレスに悩む女性へ「男性の誘い方」を指南する立場にいます。


赤名リカがカンチを「セックスしよ!」と誘ってから、25年が経った今でさえ、セックスをしたい時に、パートナーにさえ「セックスのセの字も言えない…」と言う女性はたくさんいます。


「セックスをしたい時は、赤名リカのように潔く誘え」と潜在意識に刷り込まれている私は、したい時に「したい」、したくない時に「したくない」と、すんなり言える大人になりました。


ストレスフリーなセックスは、本当に楽ちんです。


男性の誘い方に苦戦する女性達が「女から誘うのはみっともない」という思い込みから解放されて、赤名リカ化できますように。

 さらに、鈴木保奈美は、私の「月経」観にも衝撃を与えました。


当時の雑誌のインタビューで、鈴木保奈美は、「子供の頃、女性は大人になると、生理が毎月くると聞いて、面倒くさいなぁと思った」という内容のコメントをしていました。


小学1年生の頃の愛読書が「性教育絵本」だった私は、心のどこかで第二次性徴が自分にやってくることを待ち遠しく思っていたので「生理がくるのが面倒くさくてイヤ」とけだるそうに語る鈴木保奈美を想像して、「いろんな価値観の人がいるんだな」と、性の価値観の多様性を垣間見ました。

 つづく。

 

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