2024.04.30
ラブライフアドバイザー OliviAと美容家 山本未奈子が語る『大人の性をもっと楽しもう』(後編)
いつも健やかに、美しくありたいと願う女性にとって、「性」とは、単に「性的」なことではなく、「人生」に関わる大切なテーマだと考えます。
自分の性にポジティブに向き合うことは、自分自身を大切にすること。性を楽しむことができたなら、毎日がより豊かになるでしょう。その想いを込めて、大人の女性をサポートするブランド『SIMPLISSE THE BALANCE /シンプリス ザ バランス』より、「シンプリス ザ バランス ネンマク ケア プラス+」が新登場しました。
発売を記念し、ゲストにラブライフアドバイザーのOliviAさんをお迎えして、『大人の性をもっと楽しもう』をテーマにトークセッションを開催。
後編では腟ケアの大切さと、今日から実践できる具体的な方法について語り合いました。
SEXやセルフプレジャーにハードルを感じる時は
山本未奈子(以下、山本):これまで女性の性の話題は、人前で口にするのも憚られるというか、タブーとされることが多かったですよね。こうして今、私たちが皆さんの前でSEXやセルフプレジャーについて話していること、耳を傾けてくださっていることこそが時代の変化を感じて嬉しい気持ちになっています。
それでもやはり、性的なイメージが先行するSEXやセルフプレジャーには抵抗がある方もいらっしゃると思います。
その気持ちはもちろん尊重されるものだと思いますので、無理に行うことではないですが、その場合、自分の性を大切にするためにできることを考えていきたいですね。
OliviA:そうですね。体の他の筋肉などと同じで、腟も使わないと退化してしまいます。「腟ケア」として、指で優しくほぐして緩め、血流を促すことは、健康の観点から考えてもとても大切なことだと思います。
山本:セルフプレジャーというとなんだかハードルが高く感じてしまう人も、腟ケアとして自分で触れて、ほぐして、柔らかくしておくならできそうですね。
大人の性をもっと楽しむための鍵は「腟ケア」
OliviA:「腟ケア」は大人の女性にはマストでしていただきたいです。出産経験がある方でも、自分の腟をしっかり見たことがないという方は多いです。
腟ケアのファーストステップが、自己観察。抵抗がなければ、手鏡でよく観察してみましょう。
触れ方は、中指をゆっくり腟に挿入し、腟壁を上下左右に押し広げたり、会陰部に向かって指でストレッチをかけほぐします。 体が温まって、血行がよくなっている入浴中やお風呂上がりがおすすめです。必ず、清潔な手指で行ってください。
習慣化しておくことで、ちょっとした変化や疾患にも気づきやすいので、女性にとって腟ケアは本当に大切なことだと感じます。
山本:その通りですね、年齢を重ねると、女性ホルモンの分泌量が低下する影響で全身の粘膜が乾きやすくなってきます。
腟も粘膜なので、乾くと縮んで硬くなり、かゆみ、ニオイ、痛みなども出てきやすくなるので、特に30代後半ぐらいからは意識しておきたいですよね。
SIMPLISSEが40〜60才の女性300名を対象に実施したアンケート調査によると、実に88%の人が「デリケートゾーンや腟に対して気になることがある」と答えてくださいました。
内容としては、おりもののニオイや性交痛、歩くと違和感があるなどさまざまなお声が寄せられましたが、それに対して行っているケアを伺うと、洗う、塗る、といったごく表面的な外側からのケアがほとんど。腟そのもののケアや、潤うカラダをサポートするサプリメントを飲むなど内側からのケアをしている方は1割以下とかなり少数派でした。
気になることの解決方法として、まずは自分で触ってみる腟ケアを取り入れつつ、内側からのケアはぜひ取り入れてほしいと思っています。
OliviA:私は内側から潤うためのケアとしてサプリメントを飲んでいます。インナーケアを始めてみて気が付いたことですが、「今日の腟はどうかな?今日の潤いはどうかな?」と、お手入れにも身が入り、腟ケアの意識づけになるのがとてもいいなと思っています。
サプリメントを飲んで、観察して、触れる。これをセットで実践して、1ヶ月後、2ヶ月後、と潤っていることの心地よさを実感してほしいと思います。
山本:確かにそうですね!
腟の乾燥が進むと、こすれて痛いから生地の硬いジーンズが穿けない、サドルに座れず自転車に乗れない、などの日常生活に支障をきたすこともあると聞きます。こういった不快感や不便さがあると、気分が落ち込み、自分に自信が持てなくなってしまうこともありますよね。また、腟の入り口が硬くなって、がん検診など婦人科検診のための器具さえも入らないなど、生命に関わることにまで影響が出るケースも。
年齢による変化を“仕方のないこと”と放置せず、自分で触れて確かめたり、サプリメントでサポートしたり、場合によっては医療にも頼りながら腟ケアをすることは、自分を大切にすることだと思います。
セルフプレジャーという言葉が誕生し、フェムケアの重要性についてもリテラシーが高まり、女性の性が少しずつ語られるようになってきた今。女性が心と体の変化をしなやかに受け入れながら過ごすことは、健やかさと幸福感につながるのではないでしょうか。
皆さまがポジティブな気持ちで自分の性を楽しんで、より豊かに人生を重ねていけますようにと願っています。