2018.03.15
【レポ】「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベント
先日、「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベントへご招待いただきました。
女性向け性風俗の裏話がギュッと詰まった本です。
会場は、下北沢 本屋B&B
(book&beerが楽しめる本屋さんでトークイベントも開催されています。伺うのは2回目)
新著は、エロ話やLGBTの社会認知…的な内容ではなく、著者であり、レズっ娘クラブ代表の御坊さんの情熱大陸でした。
レズビアンカルチャーに無知だった御坊さんが、11年間かけて女性向けサービス業に真摯に向き合い、「キャスト(お店で働く女の子)とお客様をいかに満足させるか?」を追求し続けた姿に心が揺さぶられました。
私も、長年、女性が満足するレッスンやセラピーを試行錯誤しています。御坊さんの切磋琢磨する様子が、自分が歩んできた経験と重ねってしまうんですよ。
事務所の家賃が払えなくなっても、キャストの給与を確保し、トライ&エラーを繰り返しながら、ホスピタリティーを追求していたところに、ブレイクのきっかけとなる永田カビさんのレズ風俗レポ漫画がpixivから書籍化し、大ヒット。
漫画は「メンヘラが自分の殻を破って、日常にちょっと風穴が開いた」お話です。
印象に残っているシーンは、カビさんが円形脱毛症だらけの頭をキャストに気づかれないようにするところ。
そのカビさんが利用したレズ風俗が、レズっ娘クラブだったんですよ。
それから、お店の知名度が上がり、大阪にあるお店には、全国から女性客が集まるようになったそうです。
レズ風俗と言っても、利用者は、レズビアンやバイセクシャルだけでなく、ストレートや自分の性指向がわからないなど様々で、年齢も18才以上70代まで幅広い。
体験レポを書いた永田カビさんも
「男性にくらべたら女性の方が怖くない」
という理由から利用されています。
コース編成や利用客のエピソードを聞くと、レズっ娘クラブは、女性を取り巻くいろんなことを受け止めているんだなぁ…とわかります。
いろいろと話が止まらないので、一旦このへんできりますね。
途中、何度も目頭が熱くなりました。
女性客の心と体が満たされるために、尽力を尽くしている人気キャストと御坊さんのブレなさよ!
トークイベントのご登壇者は、
著者の御坊さん(レズっ娘クラブ代表)
タレントの牧村朝子さん
irohaの工藤まおりさん
編集者の三浦ゆえさん
皆さん、各ジャンルで、女性の性に寄り添う仕事されている方々です。
凛々しく、聡明で、受け止める器が大きい方ばかり。
このイベントのために、irohaの工藤さんが、都内のレズ風俗を体験されたエピソードや牧村さんが、レズっ娘クラブの人気キャスト(ゆうさん)とデートコースを体験されたお話など、臨場感あふれるお話がきけました。
女性がレズ風俗に求める
肌の触れ合い、ときめき、サプライズ、快楽、癒し、非日常感、刺激
は、ふだんの恋愛や日常で得られにくいことの裏返しなんだろうし、男女の恋愛(世間体)におけるプレッシャーや女性が性に求めるものの多様さを改めて感じました。