Columコラム

2024.10.11

レポート「帰ってきた♡性いっぱい展」

サンシャイン水族館様にご招待いただき、夜間特別営業「帰ってきた♡性いっぱい展」に行ってきました!

 

「生き物の性」をテーマにしたこの展示は、2019年から過去3回開催し、累計9万人が来場する人気企画。

文化庁広報でも取り上げられています。

以前から気になっていたところ、今回タイミングよくご案内をいただきました。

1巡目は、贅沢にも広報担当者さんの解説付きで鑑賞。性をテーマにした展示はセンシティブなため、専門家のチェックを経て表現が工夫されていて、安心して楽しめるよう配慮されています。

展示には遊び心がありつつも、生き物たちの繁殖行動に興味を持たせる工夫が随所に見られ、飼育スタッフさんの熱意が伝わってきました。

 

特に、生殖器模型や、昔使われていた魚の浮袋コンドーム・羊の腸コンドームなど、手作りの展示物に来場者はくぎづけ。

館内にあるタリーズコーヒーで「性いっぱい展」コラボメニューでひと休みした後は、音声ガイドを聞きながらじっくり2巡目。

 

 

 

ホテルのネオンを模した展示では、生き物たちを「宿泊客」に見立て、その部屋ごとにユニークなイラストとともに様々な生殖行動を紹介。

ピンクの明かりに照らされたムーディーな水槽を時間が許す限りぼーっと眺めていました。

 

「性いっぱい」というタイトルが「精いっぱい」から来ていることに納得。命を繋ぐための生き物たちの工夫と進化に生命のダイナミズムを感じました。

日頃、生殖から離れたコミュニケーションとしての人間の性行動について考える機会が多い私ですが、改めて生き物たちの「命を繋ぐ必死さ」に触れ、人間の性行動は進化してきたのか?ずっと考えています。

「性いっぱい展」に伺う前に家族と通常営業の時間に訪れていたので、昼と夜の違いを楽しめたのも良い思い出です。

 
 

 

屋外エリアで夜のピンクに照らされたペンギンは幻想的。

 

カップルが盛り上がっていたフローチャート形式の「『性』態診断」も面白かったです。

ちなみに私は「ミツバチ」タイプでした。

 

 

2階には和風の展示になっていて、お気に入りはハリセンボンの生殖行動「わっしょい担ぎ上げ」

他にも48手に見立てた体位絵図など、趣向を凝らした展示が続きます。

 

都会の屋上にある水族館ならではの工夫も多く、来場者には年齢制限がないため、親子で来場し「性教育になった」という声もあるとか。

同じ魚でも種ごとに異なる生殖行動を知り、自然界の多様性に驚かされました。

久しぶりに水族館に来たことで、南房総、父島、沖縄、オーストラリアのグレートバリアリーフなど、自分が泳いだ海が蘇り、また海に行きたくなった。

 

 

会期は2024年11月4日(月・祝)まで!

夜の特別な水族館体験、ぜひおすすめです。

https://sunshinecity.jp/file/aquarium/sexy/

 

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