Columコラム
2017年12月 の記事一覧
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2017.12.31
オーガズムにエクスキューズは必要?2017年オーガズムシーンを振り返って思うこと
こんばんは!ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。2017年も残りわずかですね。新しい年を迎える準備はできていますか?オーガズムフルな1年になりましたでしょうか?年内最後のコラムなので、日本女性の「オーガズム」について、語ってみたいと思います。美容と健康のための膣ケアby Similar 今年は、美容・健康の観点で、デリケートゾーンのケアを取り扱った書籍を目にしました。日本での植物療法の第一人者、森田敦子さんの「潤うからだ」では、フランス式のデリケートゾーンケアが紹介されました。介護の現場でのデリケートゾーンケアやアンダーヘアの処理が老後の排泄介護にも影響するというお話は、かなりインパクト大で、毛や膣のケアの仕方を改めて考え直した方もいるのではないでしょうか。 原田純さん著、たつのゆりこさん監修の「ちつのトリセツ」では、アーユルヴェーダ式のデリケートゾーンケアやオイルケア入浴が紹介されています。自分の指さえも挿入するのが痛いという著者の、会陰マッサージの実践レポートが衝撃的でした。読後、危機感を覚えた女性は少なからずいるはずです。「年齢とともに膣壁が薄くなり、凸凹がなくなってくる」という記述に、思わず自分の膣に指を入れてチェックしました。 ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさん著「ラブ・ダイエット」では、スキンシップやセックスにまつわる様々な研究調査を引き合いに出しながら、セックスやマスターベーション(セルフプレジャー)によって、心と体の感受性を高める方法について説いています。オーガズムにエクスキューズな必要な女性達 三冊の本を拝読させていただき、このような著書が増えてきて、感化された女性達が性生活をもっと重要視して、ハッピーなオーガズムを体験出来るようになるといいなぁ…と思う反面、「美容のため」「健康のため」「妊活のため」と、エクスキューズをつけないと、オーガズムを受け入れることが出来ない日本の女性の性や体に対する現状を目の当たりにしました。 私自身も、セックスやマスターベーションを語るときは、多面的です。「モテ」「男ウケ」に寄ってみたり、セクシャルヘルス寄りにしてみたり、女性性の開花としてのマスターベーションを提案したり、「だから、セックスってあった方がいいよね」「だから、自己開発してもいいんだよ」と安心させながら、性を語るようにしています。あなたのためのオーガズムフルライフ 本当は、オーガズムやセックスのメリットをわざわざ取り上げなくても、肌の触れ合いの心地よさや快感の波に身を委ねる体験を楽しんだり、膣まわりを大切にする女性が増えればいいなと思っています。 真摯にオーガズムに向き合えば、パートナー選びも慎重になるし、月経やデリケートゾーンの不調にもいち早く気づけるようになるし、自分の心や体の在り方に敏感になります。自然と美容や健康、心地よいパートナーシップにも繋がっていくと思っています。 これからもこのコラムが、女性達のごきげんな毎日のお役に立てますように。2018年もどうぞよろしくお願いいたします!
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2017.12.24
脱・察してちゃん!羞恥心を感じない甘え方で人肌恋しい季節を乗り越える
私、極度の甘え下手でした… こんばんは!ラブライフアドバイザーのオリビアです。今夜は、クリスマスイヴですね。女友達とワイワイと楽しく過ごしている方も、恋人と甘い時間を過ごしている方も、みんなメリークリスマス! 秋冬の季語に「人肌恋しい」と使われますが、季節問わず、人肌のぬくもりに包まれるのは、体の芯からとろける至福の時間。心地よいスキンシップがその人の人生にどれだけの影響を与えるものか研究も進んでいます。カップルマッサージを教え、セックスの研究を続けてきた今、そのことを実感します。 でも、幼少期から私は、長女気質というのもあって、自立心が強い子供で、親や目上の人に甘えるのが本当に苦手で…。子どもが甘えたい時って、やわらかいスキンシップを求めますよね。親の腕の中という安全な基地で、その日、何があったかを語ったり、ただただ抱きしめてもらったり。そういうスキンシップを本当はして欲しかったのに、「お姉ちゃんだから」「私は、クールだから」とかっこつけて、弟や妹に「甘えん坊キャラ」を譲っていた気がします。 「甘え下手は、人生損するのでは…」と思い始めたのが、完璧主義を追求して鬱状態になった20代の頃。頼りがいあるお姉さんキャラだって、甘えたい!持って生まれたお母さん気質のせいで相手が甘えん坊化してしまうので、自分が甘えられないジレンマを抱えていました。それに、「恋人同士の甘えって、幼児言葉でイチャイチャしたり、プレゼントをおねだりする、アレでしょ?絶対、できない…」と、そもそもの甘えに対する認識が歪んでいました。 そんな頃に、保護猫を飼い始めました。お猫様は、甘えん坊と孤高が絶妙なバランスで成り立っている生命体。クールとスウィートのギャップに、人は魅了されていくんだと気づかされた私は、恋人に甘える実践練習に入ります。甘えたいなら、甘えさせる! まず、はじめに行ったのが、スキンシップのおねだり練習。「私もこういうの、やって欲しい…」と、耳掃除やマッサージなどのグルーミングを慈しむように、丁寧に行っていくと、それに感銘を受けた相手が、「次は、僕がやってあげるね」と選手交代してくれるんです。 この方法は、「甘えさせた見返りに甘える」ことになるので、羞恥心やプライドが邪魔しません。だんだんと、膝枕してもらいながらおしゃべりしたり、落ち込んだ時には、「そっと抱きしめていて」と言えるようになりました。 自分の中では、甘えん坊ハードルを乗り越えた達成感がありました。けれど、甘え下手な人って、これだけでもひと苦労なんですよ。「甘えん坊ワード」で脱・察してちゃん セックスの場面でも、「私のして欲しいことを察して」と丸投げするのは、酷です。以心伝心は、難しい。甘えたい時には、言葉で表現する必要があります。自立心のある大人を封印して、5才の子供になってやさしい親に甘えるつもりで、言葉を選びます。ハグして欲しい→「ギュッして」「しばらくギュッとしていて」甘えさせて欲しい→「今日は、甘えていい?」「疲れてるから、甘えさせて」ナデナデして欲しい→「ナデナデして」「いい子いい子して」「よしよしして」褒めて欲しい→「褒めて」「よく頑張ったでしょ?」 シンプルイズベスト。感情を出さずに、ストレートにいきましょう。スキンシップのおねだりと同じで、どちらかが甘える側、甘えさせる側と役割分担せずに、その日の気分で、リバーシブルに甘えん坊になれるのが理想的です。 甘えん坊修行の成果もあり、今では、夫という人生のパートナーに、心も体も経済面も甘えられるようになり、本当に生きやすくなりました。甘えって、赤ちゃんプレイやプレゼントのおねだりじゃなく、自分のダメなところもさらけ出せる相手と信頼関係を築くことであり、「助けて」とSOSが出せること。生きていくために身に着けておくべき、大切なスキルだと思います。「人肌恋しい…」からちょっと真面目な話になりましたが、ごきげんなセックスにも通ずることですからね。甘え下手な皆様、2018年は、甘えん坊モードでイキましょう!
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2017.12.14
ゼクシィ夜の★相談室[26]妊活もラブラブに過ごすには?
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2017.12.10
冬はセックスがおっくう!寒いから良さがわかる密着系体位でぬくもりをゲット
冬の寒さを味方につけるおでかけデート by Inna Lesyk こんばんは!ラブライフアドバイザーのオリビアです。いよいよ恋人達がはしゃぐイベントシーズンに突入。けれど、「この季節はセックスがおっくう」と感じる人もいます。 その理由は、冬の寒さ! 外のデートは、いいんですよ、むしろ寒い方が。「こんなに手が冷たくなっちゃった…」と手を繋いだり、「あったかそうなマフラー(手袋)だね」とマフラーや手袋を共有したり、ギュッと抱きしめてもらったり、「あたためて❤」と、堂々とスキンシップをおねだり出来るから。寒さが2人の距離を縮めるきっかけになってくれます。 でも、「いざ、セックス!」となった時に、現実に戻されませんか?防寒を優先してデート服を選ぶから、レギンス、タイツなどでのデリケートゾーンのムレが心配だったり、重ね着した腹巻や靴下を彼に脱がされるのが恥ずかしかったり。ベッドルームでは、恥ずかしがり屋でもないのに、お布団の中でモソモソ。寒くないように、エアコンをつけて室温を上げれば、お肌が、カッサカサ。 けれど、映画『人のセックスを笑うな』の39歳の美術講師ユリ(永作博美)と、19歳の美術学生みるめ(松山ケンイチ)の「寒い、寒い」と言いながらする真冬のアトリエでのセックスは、名シーンなの。例外として、ぜひご覧ください(笑)。寒いとイキにくくなる性メカニズム 寒いからとセックスを「ささっと済ませよう」とするのは、ちょっともったいない。「冷えは女性の敵」と言われていますが、セックスも然り。ぬくぬくしながら行った方が、感じやすくなるのは性メカニズムをみてもわかります。暖かな環境で、リラックスしながら愛撫されると、自律神経の副交感神経が優位になり、女性は膣が潤い、男性は勃起します。オーガズムの準備が始まるのです。寒さで体と心が緊張してしまうと、オーガズムからも遠のいてしまう。おうちセックスでは、ベッドルームを冬仕様にして、快適なオーガズム環境を作りましょう。冬のオーガズムを堪能する密着系体位STEP1:ぬくぬくの寝床を用意シャワーを浴びる前に、布団乾燥機や湯たんぽで布団の中を温めておきましょう。猫を飼っている人は、猫に寝床を温めてもらうのもいいですね。我が家は、猫たんぽ派です。STEP2:前戯はバスルームでバスルームは、あわあわにしたボディソープで体を洗いっこしたり、遊べる場所。脱がせにくい重ね着も、タイツのムレ臭も、サッと脱いいでパッとお風呂に入れば気になりません。バスタブに浸かりながらのイチャイチャは、前戯のはじまり。盛り上がってきて、「このままバスルームで…」となりそうですが、湯あたりに気をつけてくださいね。コンドームの装着もうやむやになりやすく、「先っちょだけなら、いいでしょ?」と言い出す男性もいそうなので、ここは、ベッドルームへ向かいましょう。STEP3:密着系体位で人肌のぬくもりを堪能あたためておいた布団に潜り込んだら、彼のぬくもりを堪能できる密着系の体位を取り入れましょう。密着系体位と言えば、対面座位、寝バック、抱きしめ正常位などバリエーションがありますが、おすすめは、バックハグで繋がる添い寝バック。 布団の中で、くるっと彼に背を向けて「後ろから抱っこして♥」とリクエスト。彼のぬくもりに包まれる心地よさは、冬ならではの幸せなひととき。夏だとうっとうしく感じてしまう密着系体位は、冬だからこそ、その良さがわかるはず。密着系体位を取り入れて、冬のぬくぬくセックスを楽しんでくださいね♪
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2017.12.03
彼を即イキさせたい!膣圧強化・結合見せ体位4パターン
相互愛撫で受け入れ態勢をつくるby LONGZU こんばんは!ラブライフアドバイザーのオリビアです。前回は、女性が前戯に取り入れる道具なしで行える“遅漏対策手コキ・テクニック”をご紹介しました。 ブリッジ法、実践されてみましたか?女性が積極的に彼を射精ギリギリまで高めるブリッジ法は、膣内で射精するのが最終目標なので、女性の体への配慮がないのが難点。彼は、ギンギンで準備万全だけど、受け入れるあなたのアソコは、カサカサ…ということもありえるのです。 それを回避するためには、相互愛撫にもっていくことをおすすめします。 彼への手コキ中に、さりげなく彼の手をあなたの性器に誘い、「私のことも触って」「触り合いっこしよ♡」とリクエスト。フェラチオからシックスナインに移行したい場合は、彼の顔の方にあなたのお尻をむけてポジション取りすればスムーズでしょう。あなたの彼は視覚派?膣圧派? さて、“膣イキしづらい”彼といざ合体!…した後も気を抜けません。あなたは、彼が興奮&即イキする体位を把握していますか?男性ひとりひとり興奮ポイントが違うので、「男性全員に効果がある即イキ体位はコレ!」と一概には決められないんです。 例えば…☑膣へのペニスの抜き差しが見えると興奮する視覚刺激タイプ☑膣の締め付けがキツイとイキやすい膣圧刺激タイプ☑密着感で興奮する密着刺激タイプ☑スピーディーなピストン運動でイキやすいピストン刺激タイプ 彼に聞ける関係性なら、「どの体位がイキやすい?」と聞いて、その体位を取り入れればよいですが、ちょっと聞きにくい関係なら、体位をいくつか試して、彼の傾向と対策を練りましょう。 過去に連載していたコラム「体位の新48手!愛と快感のLOVEポジ」から、タイプ別の体位をご紹介します。視覚刺激タイプの彼には「猫反りバック」 四つん這いのバックから、胸と顔をベッドに沈め、前傾姿勢になります。おしりだけを高く突き上げる格好になったら、骨盤を反らせます。猫が伸びをするイメージで、背中をしならせましょう。こうすることで、腰からお尻にかけてきれいなクビレが出現!腰を綺麗にしならせるには、日頃のストレッチが大事。男性目線では、お尻から結合部分が丸見え。ウエストのくびれやヒップの膨らみも興奮view。猫のようなフォルムを出すために、ベッドの上で、猫反りを練習してみてください。 もっと詳しく知りたいならコチラ→中イキ度No.1!お腹を隠してクビレをつくる「猫反りバック」膣圧に弱い彼には「膣締め正常位」 正常位の変形ver.。女性は、自分の足首をつかみ、腹筋運動をするように、上半身を起こします。自然と腹圧がかかるので、膣内にあるペニスが圧迫され、締め付け度アップ。さらに、膣の入口付近を意識的に、締め付けることで、「2段締め」が可能になります。彼にキスをおねだりする流れで実践してみて。無理しすぎるとプルプルしちゃうので気をつけてくださいね。 もっと詳しく知りたいならコチラ→「2段締め」は都市伝説じゃない!腹筋正常位でキュキュッと締まる名器に変身密着に弱い彼には「寝バック」 女性はうつぶせになって、両脚をまっすぐ伸ばします。男性は女性の背面にピッタリと密着するように覆いかぶさります。手を繋ぎ、耳元にキスをしてもらったり、愛の囁きを聞いたり、触覚と聴覚で彼の愛情を感じましょう。挿入は浅め。彼が小ぶりなペニスの場合、おおげさにピストンしようとすると抜けちゃうので気をつけて。 もっと詳しく知りたいならコチラ→挿入すると痛い…そんな女性に「ささやきうつぶせバック」!高速&拘束ピストンに弱い彼には「前傾正常位」 高速ピストンの摩擦刺激に弱い彼には、腰が動かしやすい「前傾正常位」がおすすめ。彼の腰に脚を絡めると「大好きホールド」と呼ばれる正常位の変形ver.に。「この角度が好き!」「もっとぐいぐい突いて!」と表現したい時にもこの「大好きホールド」が役立ちます。セックス中の興奮している男性には、言葉で「こうして」と伝えても、なかなか伝わりづらいもの。そこで、彼にギュッとしがみつく、あえぎ声の合わせ技で気持ちいいアピールをすれば、彼のテンションも上がります。 もっと詳しく知りたいならコチラ→世界でたった一つの「私好みのセックス」に育てる方法彼のペニスに完璧を求めない 3回にわけて、遅漏男性を膣イキさせる方法をご紹介してきました。彼が早いとか、遅いとか関係なく、何が興奮の着火剤になるのか?攻めると即イキしちゃう性感帯は?イキやすい体位は?など、日頃からよく観察しながらセックスしておくと、彼のコンディションが悪い時に、あなたがフォローすることができ、最終的にふたりの満足度が上がります。 それに、男性からしたら、「カッコ悪い」「情けない」と落ち込みがちな性機能の不具合やベッドの上の失敗を「まあ、そんな日もあるよね。私がフォローするから、安心して」と寛容に受け止めてくれる女性は、救いの女神に見えるはず。彼のペニスに完璧を求めず、不調の時には、フォローしあいながら、思いやりのあるセックスが出来るといいですね。 つづく