Columコラム
-
2018.07.15
ムズムズくすぐったい!男女ともに気持ちいいローション愛撫
by Hanna Postova ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。男性の性感帯の愛撫において、前回、口が酸っぱくなるほど、「アナル開発は慎重に」とお伝えしました。さすがに、皆さんの心構えも出来てきたと思うので、いよいよ愛撫に入りたいと思います。ノックはソフト&スローに それでは、「肛門」という名の未体験の快感へつづく扉をノックしてみましょう。 肛門表面を愛撫するにあたり、舌を使うオーラル愛撫と指を使う指技がありますが、体への負担が少ないのは、唇や舌を使ったオーラル愛撫です。 以前、お伝えしましたが、オーラル愛撫をする場合には、衛生面と羞恥心を考慮してシャワーで清潔にしてから行いましょう。愛撫する時の男性の体勢も大切です。あおむけの場合:フェラチオ中に、陰茎→陰嚢→会陰とだんだんと肛門に近づいてきたら、彼の片脚のひざを折り曲げ開脚させます。もしくは両脚を開いてM字開脚。これで肛門表面をオーラル愛撫しやすくなります。うつぶせの場合:背中、おしりのほっぺの表面、お尻の割れ目の上の尾てい骨にチュチュッと唇でキス。キスをしながら、だんだんと肛門に近づいていきます。左右のお尻のお肉を手でちょっと開き、お尻の割れ目に舌先を差し入れるようにして、オーラル愛撫をおこないます。 はじめは、舌先でツンツンとつつくように刺激して彼の反応をみます。嫌がらなければ、舌の力を抜き、舌の厚みと熱を肛門に伝えるようにゆっくりと表面を舐めます。ここまでスムーズに行えるようになったら、「この人になら、安心して身を委ねられる」とセックスにおけるふたりの信頼関係が出来上がっているはずです。
-
2018.07.08
ハマる人もいれば怒り出す人もいる。未知の可能性を秘めた男性の性感帯
ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。前回までに、男性器に分布する様々な性感帯の愛撫方法をご紹介してきました。「こんなことされたの、初めて。クセになったら、どうしよう…」と彼がこぼすようになったら、大成功!ふたりのセックスの楽しみ方がだいぶ変わってきているはずです。 私が教えている恋人や夫婦の愛を深めるスキンシップ・コミュニケーション LOVEもみ講座では、はじめにパートナーの疲れを癒すもみワザを。最終的には、ペニス模型を使って、男性器の愛撫テクニックを実践的にレクチャーしています。受講生はみんな真剣。「彼を虜にするテクニック」的なものに興味があっても、なかなか教わる機会ってないですから。レッスン後に、「早く彼に試してみたいな♥」と受講生の照れが入ったワクワクが伝わってくると、「この方のお相手は幸せ者だなぁ」と思うのです。男性器愛撫テクニックを教えていて、いくつか気づいたことがあります。それは…発見①陰茎の上下摩擦以外に愛撫のレパートリーが少ない発見②フェラが疲れる発見③お尻(肛門)は、触ったことがないということ。今回は、3つめのお尻まわりの愛撫についてお伝えします。 アナル開発は慎重に お尻まわりの愛撫は、難易度が高いので、最後までとっておきました。二人の心の絆が深くなっていること、女性が男性のお尻に対して、繊細な気遣いができること。この2つに自信が持てた時に試して欲しいのです。 肛門は、未知なるオーガズム体験の可能性を秘めた性感帯ではありますが、排泄器官としてデイリーユースしています。そもそもの排泄器官としての役割を阻害するようなトラブルが起きてしまっては、健康を害してしまうからです。わかりやすく言うと、女性のネイルで肛門まわりを傷つけて出血させたり、切れ痔になることを避けたいのです。 ここで、セックス中のコミュニケーション能力が問われます。こまめに声がけをして、無理はしない。ふたりの信頼関係が築けていないと安全にアナル開発はできません。 彼にドン引きされないためのアナル感度チェック法 男性にはアナルを刺激してオーガズムを得る「アナニー」というオナニースタイルがあったり、「前立腺マッサージ」を提供する風俗にハマる男性がいると耳にしたり、セックス情報を読み込んで頭でっかちになっている女性は、「男性のお尻は、新しい快楽がある」と桃源郷のように思いがちですが、男性側のアナル開発への熱意は十人十色です。 どっぷりハマる人もいれば、「二度と触らないで!」と怒り出す人もいるのです。「彼にドン引きされる」のをこわがる女性には、肛門に触れる前に確認しておくとよいチェックポイントがあります。チェックポイント1:彼は乳首責めされるのが好きかどうか経験則ですが、乳首責めされるのが好きな男性や、乳首責めをおねだりする男性は受け身になる基本姿勢ができているので、アナルの快楽に身を委ねやすいです。チェックポイント2:下痢や痔など排泄トラブルがないか先ほどもお伝えしましたが、肛門が本来の排泄器官としてきちんと機能していないと、開発されることに集中できません。例えば、普段お腹を壊しやすい男性や痔持ちの男性からしたら、あなたがよかれと思った愛撫を、苦痛に感じてしまいます。悦ばれるどころか、「それ、やめて」と冷たく拒絶されてしまうでしょう。2つのチェックポイントがクリアしていたら、いよいよ様子うかがいの愛撫に入ります。 つづく
-
2018.07.01
もう「受け身」はおしまい!彼がほれ込むオーラルテクニック
ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。セックス・カウンセリングを行っていると、日本人女性は、セックスにおいて常に受け身という方が圧倒的に多いと感じます。 体の構造的には、男性を受け入れる形になりますが、セックスを充実させたいなら、この受け身専門の態度を改めないと、いつかは、頭打ちになります。 というのも、「いかに気持ちよくしてもらうか」を相手に期待すると、オーガズムの主導権を男性に明け渡すことになります。セックスの満足感が、相手の男性の経験値やテクニックセンスに左右されてしまうんですよね。 そうなると、「彼とは体の相性がよくないから、長く付き合うと、欲求不満になっちゃうかも…」と彼との未来に不安になったり、「もっと気持ちいいセックスできる相手を探した方が手っ取り早い!」と、浮気心がムクムクと湧いてきます。 大人の女性が、自己責任でセックスパートナーを変えることに反対はしませんが、「本当は彼とのセックスを充実させたいのに…」と思いながら悶々としているなら、あなたのセックスに対する姿勢さえ変えれば、ふたりのセックスが好転していくこともあるんだよとお伝えしたいのです。 受け身専門を脱すると、セックスの自由度が高くなります。 大人になるにつれて、交際もセックスもルーチンワークになり、新鮮さがどんどん失われていくなかで、恋人との「はじめての快感」を集めていく冒険的なセックスは、子供のような遊び心を呼び覚ましてくれます。未開発だった性感帯でオーガズムを得た時の驚きと高揚感は、セックスでしか味わえません。 前置きが長くなりましたが、女性にも男性の性感帯を開発する“攻め”の面白さに開眼してもらいたいなと思います。そんな思いから、男性器にある性感帯(亀頭、尿道口、カリ首、包皮小帯、裏筋、陰茎、陰嚢、会陰)の愛撫方法を解説してきました。 会陰愛撫の四段階変化 前回は、「会陰集中愛撫」をSTEP2までご紹介しましたね。STEP1 キスをし、様子をうかがいながらのソフトタッチSTEP2 オムツ替えのポーズ(ちんぐり返し)で彼の羞恥心を解放する 今回は、さらに蟻の門渡り開拓を進めていきます。 STEP3「ソフトクリーム舐め」 ここから、オーラルテクニックになるので、セックス前にシャワーを浴びて、清潔な状態で行うことをおすすめします。 これは、衛生面への懸念だけでなく、彼の緊張感をほぐす気遣いです。肛門一歩手前の会陰へのオーラル愛撫は、「そんなところまで、舐められちゃうなんて!」という興奮に繋がる気恥ずかしさと「汚いからやめて!」という気持ちが紙一重です。ここで、「汚いからやめて」にメーターが傾いてしまうと、快感に没頭できなくなっちゃうんです。女性がクンニされる時の心理に似ているので、わかりますよね? オムツ替えのポーズ(ちんぐり返し)で露わになった彼の会陰をよく観察すると、肛門から陰嚢の裏にかけて縫い目のような線がうっすらと見えると思います。 この縫い目を、舌を使って刺激していきます。まずは、舌先の力を抜いて、熱を帯びたマグロの刺身のような状態になった舌を、縫い目にピタリと密着させます。 そして肛門側から陰嚢裏にかけて、できるだけゆっくりと動かします。スローモーションでソフトクリームを舐めているようなイメージです。 STEP4「チロチロ舐め」 ソフトクリーム舐めが気に入ったようであれば、会陰のオーラル愛撫を続けます。 舌の動きを変えて、マンネリしないように気をつけましょう。舌先に意識を向けて、先端をとがらせ、チロチロと小刻みに動かします。会陰の縫い目に対して、横方向にスライドする動き、縦方向のレロレロする動きを交互に行い、彼の反応のよい舐め方向をみつけましょう。 恥ずかしさと気持ちよさのせめぎ合いが、会陰愛撫の醍醐味なので、意識的に愛撫の合間に彼と目をあわせてみましょう。 今まで見たことのない興奮と羞恥心が入り混じったような彼の表情を引き出せたら、だいぶいい感じだと思います。「こんなことされたの、初めて…。でも、気持ちよかった。クセになったら、どうしよう…」とセックス後に、こぼすようになったら、彼は、あなたとのセックスにだいぶ入れ込んでいる証拠。ここまで彼の開発が進むと、あなた自身もだいぶ楽しくなっているはず。 残す性感帯は、肛門(表面)と前立腺の2つ。最後の砦にだいぶ近づいてきましたね!つづく
-
2018.06.28
episode27 夫婦闘病を経験した親友の話
おひさしぶりです!オリビアです。前回の更新から間があいてしまいましたが、おかげさまで手術も無事に成功し、まわりにビックリされるスピードで回復しております。来月からはセラピーやレッスンも再開します!入院中の闘病体験は、回想録という形でまた書いていきたいと思います。今日は、親友の朝井麗華さんのインタビュー記事を紹介します。結婚して半年でガンが発症した夫の余命宣告を受けた麗華さん。▼インタビュー記事は画像をクリックすると読めます▼結婚して3ヶ月で脳出血と脳梗塞のWパンチで瀕死状態になった私。立場が逆ですが、結婚したばかりで、夫婦で病と命に向き合うのは、病人も看病する側も本当に大変なこと。私の入院中に、麗華さんは、お見舞いに何度も来てくれたんだけど、「旦那さんのこと思い出させちゃったかもしれないな…」と気になったから夫にメールで様子を聞いてもらったら、「旦那さんの看病で辛かった思い出はない。入院中にお見舞いに行くのもデート気分だったよ」って言うんだよね。入院中にうちの夫の精神衰弱っぷりを見てるから、麗華さんの精神力の強靭さに感心しました。旦那さんの闘病や看病経験が施術家の出発地点だから、出会って10年くらい経つけど、ずっと「一流の施術家になる」「終末期医療に携わる仕事がしたい」という情熱が褪せてない。素晴らしい志だと思う。私たち夫婦も闘病生活の経験をいかした表現活動をしていきたい。
-
2018.06.26
番外編:結婚相手との体の相性って大事ですか?
※今回は、某婚活応援サイトでお蔵入りになった書き下ろしコラムを特別公開します!婚前交渉はアリ?ナシ?はじめまして。ラブライフアドバイザーのオリビアです。私は、性生活の総合アドバイザーとして、かれこれ10年以上、男女の性の悩みに向き合ってきました。プライベートでは、36才の時に「これから人生を共に歩んでいくパートナーを探そう!」と婚活をスタート。ネット婚活を経て、婚活開始半年後に友人の紹介で夫と出会い、はじめてデートをした日からちょうど1年後に入籍をしました。今は、夫と猫の三人暮らしで新婚生活を楽しんでいます。さて、本題に入りますが、「結婚相手を選ぶ」ということは、これから一生ベッドを共にする相手を選ぶということですよね。婚活期は、「性生活」において、人生で最も重要な決断を迫られる時期でもあります。みんな口には出さないけど、結婚相手との「セックスの満足度」や「体の相性」を重視した方がいいのか、気にはなっているのでは?ちなみに、結婚相談所では、交際中の「宿泊を伴う旅行」「同棲」「婚前交渉」は禁止されているところがほとんど。体の関係をもった場合は、「成婚」と見なされ、成婚料が発生します。体の関係があるということは、妊娠の可能性もゼロではありません。成婚料を回収し、顧客同士のトラブルを回避するための策でもあります。そのため、結婚相談所サイドは、「性生活」について言及できないのが現実です。「体の相性」を重視すべきかどうかはあなた次第私は、性生活に悩んでいる方から相談を受ける仕事をしているので、「セックスレス」「浮気」「妊活」「性欲不振」「産後クライシス」などセックスが原因で夫婦関係がギクシャクしてしまうケースをたくさん見てきました。だから、やはり円満な夫婦関係に性生活は重要だと思うのです。しかし、体の相性は重要か? と問われると「それは、あなたの価値観次第です」と答えるしかありません。結婚に求めるものは、「経済的な安定」「子供や家族がもてる」「性的な充足感」「生活の利便性」「精神的な支え」などがあげられますが、男女差や個人差がかなりあります。まずは、あなたが結婚に求めるものに優先度をつけてみてください。「性的な充足感」=「結婚後も満足できるセックスがある関係性でありたい」「子供や家族がもてる」=「妊活に積極的なパートナーが欲しい」「精神的な支え」=「ふたりの絆の深さをセックスで実感したい」という項目にあてはまるものがあれば、結婚相手を選ぶ際には性生活のことを考える必要がある と言えるでしょう。もちろん、お見合い相手全員とベッドを共にして吟味した方がいいというわけでは決してありませんので誤解なきように。ただ、「性生活について真剣に向き合える相手かどうか?」「セックスについて話し合えるかどうか?」は、すべての方に意識して欲しいと思っています。体の相性は、コミュニケーションで改善できます!はじめに問いかけた「体の相性」ですが、そもそも「体の相性」って、器質的なもの(性器のサイズや膣の構造など)で、変えられないものだと思っていませんか?実は、そんなことはないんです。ふたりがセックスについて話し合える関係でさえあれば、コミュニケーションを見直すことで「体の相性」をよりよく改善できるケースが多いのです。例えば、「セックスが痛くて、気持ちよくない!」というなら、痛みの原因を探り、痛くないセックスをふたりで工夫して見つけたらいいんです。行為の前に、パートナーに性交痛があることを正直に伝え、「痛くなったら言ってね」「痛くなったら言うね」と事前確認しておきます。こうすれば、男性は「自分のテクをダメだしされた」と思われず、「どうしていいかわからない」と途方にくれる ことがありません。女性側も「これなら痛くない」「こうして欲しいな」ということをストレートに言えるとセックスがストレスになりませんよ。皆さんが思っている以上に、セックスは私たちの感情と体に影響を与えます。夫婦の性生活でのストレスは、パートナーに対しての生理的嫌悪感や不信感に結びつきます。結婚後の性生活について、まったく考えていなかったなら、これを機に、「結婚したい!」と思っているお相手が、昼も夜もコミュニケーションが円滑に運べる相手かどうかを、見極めてくださいね。
-
2018.06.21
セックスレス?「SEXはしたいが旦那とは気持ち悪くて出来ない」妻。
アラサー、アラフォー女性向けのウェブマガジン35style[サンゴスタイル]にて、アドバイザーをつとめる「気がかり相談室」の連載がはじまりました!第1回目の相談は、45才の男性から。「妻がママ友に『セックスはしたいけど、旦那としたくない。気持ち悪い。』と話しているのを聞いてしまいました。」ショックですね…。胸に手をあてて、お悩みに向き合ってみましょう。
-
2018.06.15
ゼクシィ夜の★相談室[35]浮気ゴコロを未然に防ぐには?
-
2018.05.18
ゼクシィ夜の★相談室[34]挿入が痛いからあんまりHが好きになれない!
-
2018.04.28
episode23 お見舞いに来る愉快な仲間たちとの会話
こんにちは!オリビアです。今日も絶賛、闘病中です。見守り、応援、気送り、SNSでの生存確認ありがとうございます。体調が安定している日は、お見舞いに来てくれた気の置けない友人と楽しくおしゃべりしたり、私が受けている高次脳機能障害の検査を友人に出して、友人たちの脳機能をチェックしてみたり、院内のスタバ行ったり、いつもと変わらず、下らない話で笑い転げてます。例えば、先日の会話。はじめは、私「開頭手術、こわいよー。右側の髪の毛ツーブロックになるし、電動ノコギリで頭蓋骨あけるんだよ…」私「でも、私の主治医は神の手だから、まあ、大船に乗った気持ちで挑めるよ」と手術の不安を話していたんだけど、途中から友人「手術後に縫ってもらう時に、ちょっと上目に引っ張って縫ってもらったら、リフトアップするじゃん。ゴッドハンドについでにリフトアップ手術もやってもらいなよw」私「いやいや、右側開頭だから、右だけ顔上がっちゃうわ!」10年くらいの付き合いになると、こんな感じで盛り上がってます。お見舞いにきて、手を握られて「心配だよ〜。死んじゃったらどうしよう!」とメソメソされるのは、病人の私からしたらコチラが気を遣う、マジかんべんな行為。幸い、そういうタイプの友人はおらず、愉快な人達に恵まれてるおかげで、私は心の健康が保たれて、生かされているな〜と思うよ。みんな、ありがとね。たくさん、愛してるよ。▼闘病中のオリビアへの応援メッセージはコチラまで▼info@olivia-catmint.com
-
2018.04.25
episode9 ボロは着てても心は錦
理学療法のリハビリの先生が、夫を見て「旦那さん、オシャレ!って感じですね!」と言われたが、オシャレパーマに見せかけて、天パだし、洋服は私が選んで買ってあげてる。(主にメルカリで)「ボロは着てても心は錦」を体現していたダサ時代の写真を見せたくなったわ。 つづく。
-
2018.04.25
episode8 傾聴の効力
医療従事者は、傾聴のプロ。命の危機にさらされている状況下で、不安な気持ちに寄り添ってもらえる安心感はすごい。 リハビリの先生や看護師さんに話を聞いてもらい、救われています。元気ピンピンだったら気づけなかったかもしれない。カウンセラー業をしている身として、全細胞に作用する心理カウンセリングの効果を実感して、改めて、退院したら、ラブライフ・カウンセラー養成講座のロールプレイでも傾聴に厚みをもたせよう!と、昨日、お見舞いに来た心理カウンセラーの英子先生と作戦会議しました!またやりたい仕事増えた!前向きな心が私を救う。▼闘病中のオリビアへの応援メッセージはコチラまでinfo@olivia-catmint.com
-
2018.04.24
episode5 脳血管系リハビリと、タッチと、プリンアラモード。
初代マネージャーでセラピスト仲間の小松ゆり子さんが、先日、お見舞いに来てくれて、私のリハビリ生活の様子を詳しくレポートしてくれました!私のリハビリ生活が垣間見れます - - - - - 今日はカワイイあの子のお見舞いに。 しかし、最近は病院にプリンでおなじみのpastelが催事出店してたりするんですね! ということでいただいたプリンアラモード。 でも目的はもちろんそれではなく(笑) 今日は、脳血管系のリハビリのフルコースに同行させてもらいました。 幸いなことにもともと軽度の梗塞で、だいぶ回復期に入っていたこともあり。 理学療法は筋力を回復するためのちょっとしたバランスやコアを鍛えるなど、ピラティスのトレーニングみたい。 シュッとしたイケメンPTさんでモチベーションもアップ(笑) 脳トレみたいに単語を覚えていく言語聴覚療法のテストや、子供のパズルのような作業療法。 どれもひっそりと隣で同じことをやってみていたら、これがなかなかの難易度で、PTさんやSTさんにクスクス笑われる(笑) 健常なはずの私の脳みそも、経年劣化の波が忍び寄っていてドキドキ。 帰ったらピアノの練習して脳を活性化しよう。。。と心に誓いました(笑) 病棟のムードや、医療現場で働く人のテンション、その中でも看護士さんやリハビリ系の人とはまた少しキャラクターに差がある感じがしたり(大まかな感想で恐縮ですが)。 普段やっているセラピー現場の空気感とは全然ちがうし、求められるものも違う。 日頃は健常者をターゲットにしたセラピーをしているけれど、最近は日本タッチ協会やその他の仕事でも、こうした医療の現場で関わる可能性が出てきて。 こうやって見せていただける機会も滅多にないので、とても勉強になりました。 特に今回は脳血管系の疾患ということで、ちょっとした血流の変化が体調を大きく左右する可能性があるから、私がふだん行なっている類のセラピーは提供できない。 今現在、痛みがあるわけではないし、無事に手術の日を迎えるまで、とにかく安静第一な状態。 水分量も、厳密に管理されている。 たとえ、皮膚しか動かさないようなセラピーであっても、脳出血や脳梗塞を繰り返す可能性がある今の状態では、勝手なことは避けるべきだなと感じました。 友だちとしては、くだらない話に花を咲かせて入院生活のエンタメ担当(笑)になるのがせめてものできることかなと。 シンプルな「タッチ」で心を安心させる、というのもアリだけど、それだったら私がくだらない話をしながら手を握るよりは、新婚の夫にお任せしたほうがよかろう。。。という領域で(笑) 実際、夫に膝枕をしてもらったりすると、とても心が安心するらしい。(いい話!) 緩和ケアでの「タッチ」をプロフェッショナルとして提供するのももちろん大事だけれど、やっぱりこういう時にご家族に「タッチ」の効果を知っておいてもらうことの必要性、というのを肌身で感じました。
-
2018.04.18
ゼクシィ夜の★相談室[33]Hに消極的な彼をうまく誘導するには?
-
2018.03.15
【レポ】「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベント
先日、「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない」出版記念イベントへご招待いただきました。女性向け性風俗の裏話がギュッと詰まった本です。会場は、下北沢 本屋B&B(book&beerが楽しめる本屋さんでトークイベントも開催されています。伺うのは2回目) 新著は、エロ話やLGBTの社会認知…的な内容ではなく、著者であり、レズっ娘クラブ代表の御坊さんの情熱大陸でした。レズビアンカルチャーに無知だった御坊さんが、11年間かけて女性向けサービス業に真摯に向き合い、「キャスト(お店で働く女の子)とお客様をいかに満足させるか?」を追求し続けた姿に心が揺さぶられました。私も、長年、女性が満足するレッスンやセラピーを試行錯誤しています。御坊さんの切磋琢磨する様子が、自分が歩んできた経験と重ねってしまうんですよ。事務所の家賃が払えなくなっても、キャストの給与を確保し、トライ&エラーを繰り返しながら、ホスピタリティーを追求していたところに、ブレイクのきっかけとなる永田カビさんのレズ風俗レポ漫画がpixivから書籍化し、大ヒット。漫画は「メンヘラが自分の殻を破って、日常にちょっと風穴が開いた」お話です。印象に残っているシーンは、カビさんが円形脱毛症だらけの頭をキャストに気づかれないようにするところ。そのカビさんが利用したレズ風俗が、レズっ娘クラブだったんですよ。それから、お店の知名度が上がり、大阪にあるお店には、全国から女性客が集まるようになったそうです。レズ風俗と言っても、利用者は、レズビアンやバイセクシャルだけでなく、ストレートや自分の性指向がわからないなど様々で、年齢も18才以上70代まで幅広い。体験レポを書いた永田カビさんも「男性にくらべたら女性の方が怖くない」という理由から利用されています。コース編成や利用客のエピソードを聞くと、レズっ娘クラブは、女性を取り巻くいろんなことを受け止めているんだなぁ…とわかります。いろいろと話が止まらないので、一旦このへんできりますね。途中、何度も目頭が熱くなりました。女性客の心と体が満たされるために、尽力を尽くしている人気キャストと御坊さんのブレなさよ!トークイベントのご登壇者は、著者の御坊さん(レズっ娘クラブ代表)タレントの牧村朝子さんirohaの工藤まおりさん編集者の三浦ゆえさん皆さん、各ジャンルで、女性の性に寄り添う仕事されている方々です。凛々しく、聡明で、受け止める器が大きい方ばかり。このイベントのために、irohaの工藤さんが、都内のレズ風俗を体験されたエピソードや牧村さんが、レズっ娘クラブの人気キャスト(ゆうさん)とデートコースを体験されたお話など、臨場感あふれるお話がきけました。 女性がレズ風俗に求める肌の触れ合い、ときめき、サプライズ、快楽、癒し、非日常感、刺激は、ふだんの恋愛や日常で得られにくいことの裏返しなんだろうし、男女の恋愛(世間体)におけるプレッシャーや女性が性に求めるものの多様さを改めて感じました。 すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
-
2018.03.12
ゼクシィ夜の★相談室[32]今さら、女な部分を見せるのが恥ずかしい……
-
2018.03.11
未知の快感を味わいたい!夢の「彼と同時イキ」するヒント
未体験者がオーガズムに期待する5つのことby Toa Heftiba ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。セックス・カウンセリングを行っていると、「オーガズムがない」「オーガズムがわからない」という女性相談者には思考パターンがあると気づきます。 ご相談者が、オーガズムに期待することは主に5つ。①快楽追求型(未体験の快感を感じてみたい)②妊娠待望型(オーガズムがあるセックスは妊娠しやすいと思い込んでいる)③パートナーシップ型(彼の「イカせたい」という思いに応えて関係性をよくしたい)④比較型(他の人が体験していることを自分が体験していない不安)⑤セクシャル・アイデンティティー型(女性として劣っているのではないかという不安) どれかひとつのこともあるし、複数が組み合わさっていることもあります。「イケるようになりたい」という希望のその先に期待することは様々です。未経験者が思い描くオーガズム・ピラミッド さらに、オーガズムにヒエラルキーを感じている女性もいます。 ピラミッドの最下部は、「オーガズムがない(わからない)」。 その上は、ソロ活動でのオーガズム。自分の手やローターでクリトリスを刺激してイクこと。 さらに上は、彼との共同作業でのオーガズム。「彼の手技でクリトリスでイケる」ことです。 膣イキは、自力でもやや難易度が高いので、ここで「バイブを使い膣イキ」が入ります。 そして「彼のクンニリングスでイケる」、「彼の手技でGスポットでイケる」、「彼のピストンで膣でイケる」と続きます。 そして最上位のオーガズムは、「彼と一緒に膣でイケる」こと。未経験者が思う理想のオーガズム(例) 未経験者は、このようにオーガズムにランクをつけてしまうことも。これを追求し過ぎてしまうと、セックスが楽しくなくなってしまうと思います。 しかし、ヒエラルキーをつけ不安を抱くのではなく、「未知なる快感を味わいたい!」という好奇心を持つのなら肯定したいと思います。 ピラミッドのトップにある「彼と同時に膣イキ」するヒントをお教えします。セックスの最中に陰嚢観察していますか? そこで、前回に引き続き、陰嚢の話になるのですが、質問です。「同時イキを目指している人、セックスの最中に彼の陰嚢をこまめにチェックしていますか?」 同時イキを目指しているなら陰嚢の存在を再認識する必要があるんです。 というのも、人間の性反応は、興奮期→高原期→オーガズム(射精)期→消退期の4つのタームに分かれます。 男性が興奮期に入ると、ペニスの海綿体に血液が流れ込み、陰茎が勃起してきます。精巣が若干上昇します。射精手前の高原期は、陰茎が完全に勃起して陰茎の亀頭周囲が増大します。そして、精巣がさらに拳上して、カウパー腺液(先走り汁)が分泌されます。男性の性反応は、アルファベットA型を描くように山型。短時間で勃起してクライマックスに達し、賢者タイム(消退期)に入ります。 女性の場合は、興奮期からゆるやかに高原期(イク直前のイキそうでイケないフワフワした停滞期)に移行し、絶頂に達します。男女が異なるオーガズム曲線を描くので、同時にイクにはタイミングを合わせる必要が出てくるんです。 射精を100%としたら、「彼が今、何%くらいまで高まっているのか?」を見極めるひとつが、陰嚢(精巣)の拳上(縮み上がり具合)です。 陰嚢の縮み上がり具合を観察しながら、ふたりのイクタイミングを見計らいましょう。「まだまだ、イキそうにないな…」→手と口で刺激して、自分と同じくらい高めていこう。「あ、そろそろかな?」→私は、まだイケなさそうだから、ピストンを一旦お休みして、もうちょっと我慢してもらおう。 そうやって、微調整していくうちに、彼のタイミングに自分のオーガズムを合わせることが出来るようになってきます! 最上位を目指すなら、千里の道も一歩から。日頃のマスターベーションで、まずは自力でオーガズムを感じるようになるところから始めましょう。つづく
-
2018.02.28
ゼクシィ夜の★相談室[31]愛情が深まる体位を知りたい!
-
2018.02.25
寸止めも即イキも自由自在!見落としがちな「包皮小帯愛撫」
ラブライフ・アドバイザーのオリビアです。前回ご紹介した男性器まわりの性感帯8つ。全部覚えましたか?①亀頭②尿道口③カリ首④包皮小帯⑤裏筋⑥陰茎⑦陰嚢⑧会陰 でしたね。今回は、多くの女性が見落としがちなのが、④包皮小帯への愛撫について解説していきます。射精への架け橋「包皮小帯」 包皮小帯は裏筋全体を指しますが、ここでは、裏筋の中でも、亀頭と裏筋のつなぎ目部分、漢字で「人」のように見える亀頭寄りの部分として解説していきます。「人」部分は、裏筋の中でもより感度が高い部位とされています。 男性が最も射精しやすい愛撫は、ピストン運動のような上下の強摩擦ですが、その時にも包皮小帯が関わっています。上下摩擦に連動して、包皮小帯が亀頭側にクイックイッと引っ張られ、それが刺激となり射精に向かってじょじょに高まっていきます。包皮小帯がどれだけ敏感な性感帯かと言うと男性の「早漏治療の手術」の解説ページを覗いてみるとわかります。(包皮小帯の)周囲には性感帯が密集しているため、切除手術をすることにより早漏を防止する効果があります。性感帯が全てなくなるわけではないので、治療によって不感症になる心配はありません。 性感帯としてこんなにも重要視されているとは知らない女性も多いのではないでしょうか。包皮小帯の敏感さを利用すると、彼の持続力を高めることも、早くイカせることも出来るんです。早漏の彼には「スクイーズ法」 手コキやフェラでもイキそうになってしまう超早漏の彼に試してみる価値があるのが、「スクイーズ法」という愛撫テクニックです。 スクイーズ(squeeze)は、「圧搾する」「押しつぶす」という意味で、早漏男性のマスターベーショントレーニングにも用いられます。ここでは、女性から男性に応用して彼が1秒でも長持ちできるように協力しましょう。スクイーズ法1. ペニスを愛撫している最中に彼が射精したくなったら、包皮小帯に親指を当て、人差し指と中指を反対側に沿える。注射の後に止血するくらいの力加減で親指に力を入れてぎゅっと握る。2. イキそうになる射出感がおさまったら再び愛撫を開始する。3. イキそうになったらスクイーズを繰り返し行い、射精するまでの時間を延ばす。3回繰り返し、4回目で射精に誘う。 早漏克服のトレーニングにもなります。早イキさせたいときには 早漏対策とは逆に「早イキさせたい!」というときには、包皮小帯の「上下運動」をよく観察しながら上下摩擦を行います。 包茎手術をした男性や手術をしていなくても男性の中には、包皮小帯を含む裏筋が過敏すぎて、フル勃起したときや上下摩擦の際に亀頭や裏スジに痛みがでる人もいます。彼を早くイカせようとして、がむしゃらにスピード手コキを繰り返すのは要注意です。亀頭がおじぎをするように裏スジに引き寄せられるようでしたら、「痛くない?大丈夫?」と彼に確認しながら行いましょう。 見過ごしがちな射精の要になる「包皮小帯」への愛撫、今一度見つめ直してみてくださいね。 つづく
-
2018.02.22
第3回 ラブライフで人生をもっと豊かに。女性を解放するラブライフのススメ。
大学生の頃から、現在に至るまで「ラブライフ」のアドバイザーとしてのキャリアを確実に積み重ねてきたOLIVIAさん。第3回目の今回は、日常における夫婦間のセックスについて語っていただきました。 ――多分女性の中には、夫に対してセックスについて切り出しづらい方が多いように思います。なにか、きっかけを作るタイミングとかそういうのってアドバイスはありますか? まずは、「二人きり」の時間をつくることですね。お子さんも、親も、誰もいない「二人きり」の時間です。日常生活から二人きりの時間を確保するとか、あとは二人きりになってリラックスしながら喋るっていうのを、その合間にセックスの行為の最中じゃなくて、その前後にその話を盛り込んだ方がいいと思っています。一緒にお風呂に入る習慣があるご夫婦やカップルだったらそういう時間にセックスの話をしてもいいですね。私がおすすめするのは、マッサージやグルーミング(耳掃除、爪切りなど)とか、性的じゃない身体のふれ合いをしている最中に、話せる状態のとき。ですかね。身体が緩んで無防備の状態の時がねらい目だと思います(笑)セックスの相性がいい二人ってどういうものかっていうと、「性に関してタブーなくちゃんと喋れる二人」なんですよ。それさえできれば相性ってどんどん良くなると思っていて、たとえば「この体位ちょっと痛い」って言ったら「じゃあこっちは大丈夫かな」って二人で工夫できるような。そうすると、絶対に気持ちいい体位っていうのが二人で見つけられるんです。それくらい、「話す」というコミュニケーションは大事なんですね。 ――セックスレスの場合、たとえば夫婦間でどっちかがセックスしたいんだけど、どっちかがやりたくなかったらすれ違ってしまうじゃないですか。その溝を埋めるにはどうしたらいいんでしょうか? そういったことがきちんと話せる二人であれば良いですけど、そうじゃない場合には、もっと前段階の話になりますけど、ファーストステップとしたら目を合わせて挨拶をして会話をするっていうことからですかね。 ――目を見て話すことから、ですか!? いや、実は目を合わせないで話す夫婦とかカップルって多いんですよ?まあ言いにくいことは視線をずらした方がいいので、なんかこう肩揉みながら後ろから言うとか、うつ伏せでマッサージしているときに言うとか、その方が面と向かうよりも緊張感が少なかったりはしますので、そういう場合もありますけど…。あとは、セックスをしたい側の方からセックスしたくない側に対してスキンシップというか、全身をケアするようなマッサージをしてあげることや、膝枕で耳掃除とか爪切りとかそういうことから始めてもらえればと思います。触れ合うことさえしてない日常的にね、セックスっていうとものすごくハードルが高くなっちゃうので。極端な話、目と目を合わせるのも性行為の第一歩だと思うんですね。ちゃんと目を見て会話をする。前戯の第一歩と言っても良いくらいです(笑)後は、毎朝の挨拶、「ありがとう」と「ごめんなさい」という言葉のやり取りですね。「愛してる」は照れくさいかもしれないけど、「ありがとう」と褒めるとかね、変化に気づくとか、「あなたのことにとても関心があります!」っていうのを、新婚時代くらいわかりやすくするんですよ。「あなたに興味があります」っていう、本当にちゃんと見てますよ~っていうのを意識してやっていくだけでいいんです。「今日は顔色いいんじゃない」とか、「あれ今日髪分け目違う?」とか、何でもいいんですよ(笑) ――女性らしさをはき違えて、たとえばちょっといい下着を着ければいいんじゃないかとか、服装をちょっと変えればいいんじゃないかとか、ついそっちに行きがちじゃないですか。「セクシー」っていう分かりやすさも大事かもしれないけど、そうじゃなくてやっぱり目を合わせるとか、っていう意味合いで先生よろしいんでしょうか(笑)? 中高年とかご夫婦の欲情って「優しさ」で欲情するって思うんですよ。優しさとか可愛らしさ。で女性がセクシー路線で行く引かれちゃったりするんですよ。旦那さんからね、「どうしたの、お前!?」みたいに言われちゃうんです。セクシー作戦よりも、可愛らしい感じにキュンとする。ハートがときめく作戦に変更したほうが良いと思いますね。 ――「おまえ、かわいいな」ですね!先生(笑)? はい、そうです(笑)「お前エロいな」じゃなくて、「お前かわいいな」って思わせる作戦の方が絶対私は作戦成功すると思いますね。たとえば部屋着も、エロい部屋着とかじゃなくて、さわり心地がいいとか、隣に寝てて肌にすっと来た時になんかちょっと触りたいなってなるようなものだとなお良いですね。そもそも女性の肌って男性より断然すべすべなので、クリームとか塗ってね、触りたいなっていうような肌にするとか、プルンとした、みずみずしさなんです。「エロじゃないことにも欲情する」って、みなさんに伝えて回りたいくらいですね(笑)かわいいなって思わせた方が男性は近づきやすくなるのは間違いないと思います。若い頃のセックスと恋人同士のセックスは「ザ・エロ」でいいと思うんですよ、即物的ですが、視覚的にエロいものに刺激を受けて「セックスしたい!」でいいと思うんですけど、「同じ人」とずっとしていくって、動物的なセックスじゃないんですよね。もっと人間的なコミュニケーションを要するセックスになっていくんです。そうなると、もっと優しい雰囲気で性的な触れ合いに発展するような作戦を取った方がいいと思いますね。 ――エロと真逆にありそうな「優しさと可愛らしさ」が大切なんですね。考えてみると頭使ってセックスしてますもんね、先生の今お話だと、「痛かったらこうして、じゃあこうしよう」みたいな。 そうです、だからこそ会話だったり、コミュニケーションがすごく大事になってくるんです。本能だけに頼るセックスは、同じ人とずっとするってどうしてもマンネリになってしまうんですよね、興奮が続かず飽きてしまう。それを維持するのは至難の業なんです。それならば、路線を変えることが大切ですね。ただ、動物的に欲情するっていうのも大事なので、自分のパートナーがどういう事をするとムラッとするのかっていうのを普段から観察しといたほうがいいですね。たとえば女性だったら、ご主人はどんな下着が好きかとか、どういう時にエッチな気分になるのか、とか。お酒を飲んでる時なのか、時間がゆったりある時なのか、リサーチですね。きっかけづくりになるような、いろんなスイッチをたくさん持っておくと良いですよね。そういう二人の時間を夜つくるためにも、家事育児は昼間の間とか夕方とかに、出来るだけ片づけておいて、まず時間を作るのもすごく大事だと思いますね。 ――これまでのお話だと、中高年からは本能的なセックスから理性的なセックスに変わるって話だったじゃないですか。興奮して、男性が勃起して…というセックスの仕方も変わるということなんでしょうか? そうですね、中高年以降のセックスは、「相手を喜ばせる」っていうものにちょっと目覚めていくといいと思いますね。男性の場合だったら、男性機能も低下してくるし、自分の喜びっていうよりはパートナーが喜ぶとか気持ちよさそうにしているのを眺めて、悦に入るみたいな楽しみ方を入れるとご自身もピンチを避けられると思いますね。「今日俺ダメだから気持ちよくさせるね」みたいな、ご奉仕的なセックスに切り替えると自分のコンプレックスもカバーできるし。逆に女性は、今までは男性に身体を貸すとか、なんとなくセックスは男性の時間って思っていたところを今度は自分が主体的に、自分が気持ちよくなるにはどうしたらいいんだろうっていう風に変えていく。そういう風にしていくと男女バランスよくなるかなと。歩み寄っていくみたいな感じがいいかなと思いますね。人生経験も増えますし、身体の衰えもそれぞれ感じてますし、若々しさを求めすぎない、やっぱり「優しさ」のセックスができる年代になった、と捉えてほしいですね。今こそ子供を作るっていう生殖のための行為ではなく、自分が楽しめるセックスっていうのを追及していく時期に入っていくんじゃないかなとも思います。セックスカウンセラー仲間が言っていたんですが、大体48歳くらいから50歳手前で閉経を迎える時期に「私は、女としてこのまま終わっていいのか」みたいな感じになるんだそうです。女としての自分の価値観とかね、そういったものと性的な魅力を関連付けて悩んだりとか、行動に移す方が、増える傾向があるみたいですね。もちろん、それは自然なことなんじゃないかなと思います。 ――逆に言うと、48~50歳っていうその年齢が分かっていれば、ここに向かってたとえ性行為ができる人がいなかったとしてもマッサージしたりとかお手入れしていくっていうのは大事かもしれないですよね。 そうですね、セックスする相手が常にいたらベストではあるとは思うんですよ。そういう気持ちがあっていつでもできる人がいるっていうのは、女性の性的な部分ではすごく満たされると思います。また、女性のライフスタイルを見ていても、性欲って上がったり下がったりとか、女性だと緩やかに上下するみたいなんですね。よく年齢とともに女性は性欲が上がるって言われてますけど、そんなことなくて、やっぱり昔に比べるとちょっと落ち着いたなとかあるんですね。なので、「またちょっとしてみたいな」っていう時期が来た時に相手がいないとやっぱりフラストレーションになるので、コンスタントに性的な関係を持てる相手がいるっていうのは長い目で見ると大事なことなのかな、と思います。それが結婚してたら夫婦ですし、カップルでもいいですしね。 ――上がり下がりがありつつも関係を維持していくっていうのも大事は大事なんですね。逆に女の人から見て旦那さんだったら旦那さんを男として見れないとか、ちょっとこうとてもじゃないけどセックスっていう発想にならないみたいな人も多分いると思うんですけど… それは、たぶん異性として見る努力をしてない人だと思いますね。異性として見る努力をしないと多分見れなくなるんだと思います。それは、誰でもそうです。自然と、家族になっちゃうし。そういう意味では、性的な目で見るっていう行為もセックスも第一歩なので、自分の夫とか自分の妻を性的な目で見るっていうのを全然してない人は先ずはそこから始めますね。「何をしていいかわからない」っていう方には、とにかく夫やパートナーに目を掛けるというか気に掛けることをおすすめしますね。私も結婚して思うんですけど、やっぱりそうやって意識しないと多分どんどん惰性になっていっちゃうんです。「うちの夫老けたな」とか客観的に突き放して見てみる。じゃあ歳をとっていく中で、この人がどうやって健康的に残りの人生を歩んで、どうしたら他の人から見ても「素敵な旦那さんね」って言われるか、維持していくか、目をかけることがすごく大事だと思います。そういう、日常生活の積み重ねがセックスに結び付くというか。夫婦だったらなおさらですね。結婚相手以外だったら飛び道具的にパッと燃えて、興奮すると思うんですよ。むしろなんかさっき言った思いやりとかじゃなく、一時的に興奮したりとか、やっぱたまにしかしないから身体も反応して、女性も濡れるかもしれないけど、やっぱそれとは「別物」と考えて、日常の些細な部分を大切にすることが重要だと思いますね。 オリビアさんは最後に、相手のいいところを見つける大切さを話してくれました。「相手を見損なうんじゃなくて見直していく作業が必要て思いますね。」日常とセックスを“別モノ”として考えてしまいがちになる私たちですが、むしろそれは、逆。日常生活の中にある「セックスの種」を大事に育てることが、よりよいセックスには必要なのだと感じるインタビューとなりました。 オリビア氏インタビュー第1回目の記事を読むオリビア氏インタビュー第2回目の記事を読む 写真:田形千紘 文:掛端玲 編集・構成 MOC(モック)編集部MOC.style – Moment Of Choice
-
2018.02.22
第2回 ラブライフで人生をもっと豊かに。女性を解放するラブライフのススメ。
大学生の頃から、現在に至るまで「ラブライフ」のアドバイザーとしてのキャリアを確実に積み重ねてきたOLIVIAさん。20代の頃にはあえて若く見られないように、大人びたメイクなどをして、相談者に不安感を与えないような努力もしてきたのだとか。第2回目の今回は、人生の成熟期にさしかかった女性に向け「膣のケア」の大切さを語っていただきました。 ――膣のケア、と言われてもピンとこないのが正直なところです。膣のケアって、大切なものなんでしょうか? 「膣のケア」こそ、大切です!!…と声を大にして言いたいくらいです(笑)まず、45歳にさしかかって来ると、潤いが少なくなってくるっていうのは膣だけじゃなくて身体全体に言えますよね。ドライアイになったりドライマウスになったり。肌も乾燥しやすくなったりするのは、老化現象のひとつだと思うので、特にすごく嘆くことはないと思っています。「老いを受け入れる」というか、自分の今のコンディションを受け入れるっていうことは大切で、若い時とは違う身体の変化が出てきたときに、「じゃあどういう風に性行為をした方がスムーズかな」っていうのを無理に若作りしなくて受け入れて考えることにもつながるからです。「無理のない、年齢に合ったセックスをパートナーと考えていく」っていうのがいいのかなって思いますね。実際の行為のことで言うと、性交時に痛みを感じる時には、潤滑ゼリーを使うこと。いまいろんな種類が出ていますしね。後は、自分で潤いやすい体を作るために、自分の生活を見直すっていうのもありますね。健康な状態っていうのは粘膜が潤ってる状態なので、全身の「潤い」という部分に意識を向けてみてもよいのかなと思います。後はマスターベーションも効果的ですね。性的な意味だけじゃなくて性器のマッサージをするっていう。外性器のマッサージと、あとは指を入れるのに抵抗がなければ、膣の中に指を入れて膣をほぐすような感じでやさしくマッサージしてもらえれば良いと思います。日本人の女性って、特に膣に自分で何かを入れるとか指を入れるのにすごく抵抗があるんですよ。たとえば月経用品の比率で言っても、海外だとタンポンユーザーの比率って日本よりも多いんですね、月経がある女性の3割~5割と言われています。日本は高品質なナプキンが発達しているというのもあって、ほとんどタンポンユーザーは3割以下というアンケート結果があります。月経の時でさえ自分で膣に何かを挿入するのが怖いという意識があるからです。海外の女性と比べても、日本の女性は自分の性器に対して無知であるし、手入れもしてないですし、意識が低いのかなと思っています。 ――どうしてなんでしょう?海外では自分の性器や性全般の意識があるのに対して、日本は性器に対して意識が低い…社会的なもの、いわゆる「国民性」のような部分もあるのですか? 明治時代以降に「純潔教育」が入ってきたこともひとつの原因かなと思います。「結婚前は処女であるべき」という考えは、明治時代以降に、教育現場で女学生に向けて行われ始めたと言われています。女性は「性的に無知であった方が良い」「女性の性は男性によって開かれる」みたいな価値観の名残が現代にも続いているとも考えられますね。だから、自分自身で快楽に目覚めるっていうのは「みだら」な女性だと決めつけてしまっている部分もあるのかなと。あとは、性に関すること全般を「恥ずかしい」と思っている方が多いですね。女性の性の部分に関して「恥」とか、「隠すべきこと」のような価値観があるから、余計に手つかずになっていると思いますね。「恥ずかしい」という理由で婦人科の内診を受けていないから、先進国の中で、日本人の女性の乳がん検診・子宮頸がん検診受診率は40%代と極めて低いのが実情です。婦人科系の疾患の発見が遅れるということも言われています。セックスだけじゃなくて生殖器の健康に対する意識も低いと思いますね。みなさん、肌とか顔とかのお手入れはするじゃないですか(笑)だから、性器もお手入れするっていう発想は、全然おかしなことじゃないんです。私たちが年齢を重ねるのと一緒で、性器も年を取るんですよね。顔にしわが出来たり、ドライアイになったり、極端に言うとだんだん体が干からびていくわけじゃないですか。だからこそ、美容的な部分と健康の為に性器をよく観察して、お手入れをすることと、セックスでより気持ちよくなるために自分の性器を手入れしようっていう2つをセットで考えてもらえたらいいのかなと思いますね。ちなみに、江戸時代の文献をひも解くと、遊女など「プロ」の女性達は、膣を「りんの玉」というトレーニンググッズを使って膣を鍛えたり、濡れないときは「ふのり」を塗るなど、男性客を喜ばせる方法などが書かれている物もあります。庶民の性生活は、どうだったかというと、春画がありますが、ポルノの意味合いもあるので、デフェルメされて描かれていると思います。江戸時代以前の日本の性文化はかなり大らかであったと言われていますね。 ――他の身体の部分をお手入れするように、膣のお手入れもすごく大切だっていうことですね。年齢によって潤いを良くする、というと食生活や生活改善とか、解決できる方法ってあったりするんですか? 粘膜に潤いを持たせる食べ物は、ぬめりのある食べ物、山芋、おくら、納豆などですね。あとは、粘膜を保護するビタミンAを含んだ緑黄色野菜やレバーも良いと思います。粘膜を保護する成分の含まれているものを食事にバランスよく取り入れることが大切ですね。後は、性器を直接的にマッサージして、血行を良くすることもおすすめしています。何でもそうなんですが、やっぱり人間の機能って使わないと退化していっちゃうんです。たとえば男性機能も、長くセックスレスとかだったらやっぱり衰えてきているかなって思うんですけど、新しい恋人ができて定期的にセックスしていると、男性器も回復するというか、サイズも大きくなると言われています。女性器も同じことだと思います。久しぶりにするとやっぱり膣が委縮していて痛いとか、昔ほど濡れないし、昔ほど感じにくいし…ということは誰にでも起こり得ることです。自分でウォームアップを普段からしておくような感覚で、マッサージが有効なのかなと思います。 ――身体をほぐしておくっていうことですよね。温めておくというか。 身体を温めておくのもいいですね。後は筋肉の収縮でオーガズムを感じるので、膣トレってよく言われるような骨盤底筋のトレーニング、性器脱を予防するためにも大切です。筋肉もどうしても硬くなってくるので、膣トレプラス意識してお手入れをするっていう、そういう感覚が特に年齢を重ねてくると大事だと思いますね。 ――ちなみに、女性の「オーガズム」を感じやすくする膣のトレーニングの方法っていうのも、いくつかあるんですか? もともとはケーゲル体操と呼ばれ、産後の女性の膣まわりの筋肉を鍛える体操から派生しているのが膣トレなんです。女性って膣だけ意識して動かすって結構トレーニングしないと難しいんですよ。括約筋って尿道口と膣口と肛門を締めたり緩めたりを司っているところなんですが、肛門と尿道の筋肉は、毎日排泄するときに使うから、「おしり(肛門)を締めてください」って言うとできるんですね。「おしっこを我慢してください」って言ったらちょっと前の方力入れる。「膣だけ締めてください」っていうと、動かせているのかわかない女性が多いのです。大切なのはその3つの括約筋を特にバランスよく鍛えておくことです。特に膣周りを締めたり、緩めたりって道具も要らず、いつでも気が向いた時にできるので、ぜひやってもらいたいなと思います。電車に乗っているときでもいですし、立ってても座っててもできるので、普段から締めて緩めるみたいなのを、空き時間にしておくだけで膣周りも強化されて、オーガズムも得やすくなります。もちろん、男性と行為をしている時も締め付けが強くなるので、男性の方も気持ちよさがアップしますし、おすすめですね。性器を支えている「骨盤底筋」が緩んでくると、膀胱や子宮が出てしまう「性器脱」の原因になります。臓器が下垂して、膣から出てしまう状態になり、手術をされる方が更年期以降の女性で多いと聞きます。そういったものをしっかり予防する意味でも更年期に差し掛かったら、性器に意識を向けてほしいなと思いますね。 ――健康管理の一環として、性器のコンディションを意識して、膣のトレーニングをするというのが、なんだか自然なことのように思えてきました。 年齢がいくにつれて、そういうのは健康の一つとしてとらえていただければ…と思うんです。いきなりエロいこととかセックスじゃなくてっていう、「入り口」と認識していただくのがいいのかなと。女性としての魅力とか、女性性っていうのは、生殖器のお手入れをすることで、女性としての自尊心を取り戻すとかっていう風に繋がるんじゃないかと私は思っていますね。肌をきれいにするのと同じで、性器もきれいにすることはごく自然なことなんです。むしろなぜ性器だけきれいにするっていう意識にならないんだっていうところが逆に不思議だっていうことですよね(笑)「他はお手入れするのに」「好きな人に見せるところなのに!」という風に思いますね。…そうは言っても、どうしてもデリケートゾーンっていうとセックスにまつわることとか、「マスターベーション!?とんでもない!」という方もいらっしゃいます。でも自分で見たり触ったりしないっていうことは汚れてるかもしれないし、セックスにおいて感じる感じないという快感を男性任せにしてるっていうことですよね。お相手の男性へのエチケットとしてもちょっと欠けてるかなっていう風にも思うんです。自分の身体をきちんと、わかって、管理できるのが性的に成熟した女性かなって私は思いますね。 ――コンディションを見るときのポイントとかあったりするんですか? 「膣トレがちゃんと締めたり緩めたりできてるかわからない」っていう方は、清潔にした指を膣に入れて自分で動かしてみて動いているかを確認してみてください。膣が委縮している方で、自分で指を入れるのも痛みを感じてしまう場合は、まず身体を温めて、膣の入り口を柔らかくほぐして、まずは指を一本入れる練習から始めてみるといいと思いますね。年齢がいくと膣壁が薄くなるので、膣に指を入れてもふかふかしている感じがしないとか、膣壁の凹凸が少なくなってくると言われています。なので、自分で指を入れても痛くないか、潤っているか、しっとりとふっくらしているかっていうので、自分の中のコンディションを確認するのはできますね。 ――そのチェックはいつするのが良いですか?お風呂から上がった後とか、寝る前とかですか? 清潔にしているときの方がいいので、身体が温まっている、寝る前とかお風呂場が良いと思います。一人になってリラックスできるところで試してみるっていうのがいいんじゃないですかね。お風呂でデリケートゾーン用のソープで洗うときに一緒にチェックするという習慣をづくりもいいですよね。 ――そういう意識をもってお風呂に入るのってまたちょっと違いますよね。 別に性行為をする相手がいなくても、そういうお手入れをしていいと思うんですよ。別に「セックスしないから手入れをしない」っていうことではないので(笑)日常から、そういうお手入れし始めると自分の身体に、女性として自信が持てるきっかけになると思うんです。性行為にもいい循環があるんじゃないかなと思いますね。「自分の身体(快感)は自分のもの」っていう感覚になると、「乱暴に扱われたら嫌だな、ちゃんと言おう」とかね。セックスが気持ちよくないとか、いまいちだなって思っても、「しようがないな」って今までは思っていたかもしれないですけど、お手入れして大切にちゃんとしてるっていう意識が芽生えたときに、乱暴に扱われたりとか、気持ちよくないのに「身体貸してる」って感じて、だんだん嫌だなっていう風に女性の方が目覚めてくると思うんです。それならセックスをせっかくするんだったら、もっといいセックスしたいなとか気持ちよくなりたいなってそっちにだんだんとこう気持ちが向いて、シフトしていくのかなって。これ、本当女性にはぜひ体感してほしいですね(笑) ただ、いきなり「膣トレ」の話をしても、日本人の女性は恥ずかしがり屋っていうのと、もろエロに抵抗がある方が多いので言い訳をつけながら、啓蒙していくようにはしていますね。 ――性器から女性の意識も変わったり、生活ももしかしたら変わるかもしれないし、男性にお任せだったセックスが、すこし変わる…きっかけになるのかもしれないですね。ちなみにその性器のそのお手入れをしている人って、たとえばその女子力とかっていうのは変わったりするものなんですか? そうですね、やっぱり、内なる自信というか、私のところに来る女性はケアをするっていう意識が高い方ですけど、性の話もきちんとできる方が多いですね。「きちんとケアをしている」っていう自信から、もちろんパートナーがいらっしゃる方も多いですし、大人の女性としてかっこいい感じを受けますね。性生活も大事ってちゃんとわかってケアしている方は、女としての自信がみなぎっているというか。それにね、性生活自体を男性に全部責任を覆い被せちゃうと、男性もすべて請け負うのって、逆にプレッシャーになって悩みが深くなると思うんですよ。男性機能が低下して途中で萎えて中折れしちゃうとか、勃起できないってなったら、女性をすごくがっかりさせてしまうし、女性の方も彼に全部委ねてるから自分でどうすることもできないから気まずくなりますよね。二人のセックスを行き詰まらせないためにも、「あ、ちょっと彼が元気がないんだったら、じゃあ私が頑張って勃たせてあげようかな」って積極的に動ける女性になれるかもしれないし、男性にもメリットが生まれやすくなると思います。行為の時って、男性ってちょっと心配しちゃうと思うんですよ、女性がそんなあれこれ詳しいと自分がリードしづらい…とかね。でもそれ実は逆で、性に関して知識があって意識が高い女性って、きちんと男性心理のことも汲み取れるようになるというか、うまく立ち回ってくれるんですよ。ね、いいことづくめだと思いませんか?(笑) ――膣トレがこんなにまで、良い影響を与えるんですね!女性の準備が整えば(膣を含む)、じゃあ次はセックスなのかな、と思うんですけど、夫婦間やカップルの間でセックスレスが常態化してしまっている方たちも大勢いると思います。 そうですね。セックスの場合はパートナーありきになってくるので、一緒にどういう風にセックスしたいかとか、コミュニケーションは絶対不可欠なものになると思います。身体の不調や不快感があって、じゃあどういう風にしたらいいのかって、一緒に解決策を考えない限り、セックスレスや、セックスにまつわる問題は、解決できないと思いますね。 <写真:田形千紘 文:掛端玲>